Briar Rose
ユダヤ人のBeccaはアメリカのポーランド人が多く集まるコミュニティで暮らしている。Becca の祖母の死後、木箱がみつかった。箱の中には祖母が渡米してきた当時の書類や新聞スクラップなどが入っていた。渡米日付は1944年8月。第二次世界大戦の終盤の頃だ。Becca の家族は祖母の出身地や渡米したいきさつなどをまったく知らない。けれど Becca は祖母が亡くなる直前に祖母とある約束をしていた。その約束を果たすため、Becca は祖母が語ろうとしなかった祖母の過去を探し始める。手がかりは木箱の中の資料と、祖母がよく語ってくれた、Briar Rose(いばら姫、眠れる森の美女)の物語・・・。
表紙を見ただけでなんとなく物語の内容は推測できたけど、やっぱり、そういうお話でした。
ホロコーストをテーマにした物語はたくさんあって、それをどう読ませるか、どういう視点で描くかが作家さんの腕の見せ所になるわけだけど、さすが Jane Yolen。物語として読者を楽しませることと、凄惨な過去を水に流してしまわず、きちんと記憶にとどめておきながらそれが未来に影を落とさないようにもっていくこと、その2つを両立させる点がさすが。
Kit's Wilderness
春に Kit の祖母が亡くなったので、Kit は両親とともに祖父の家に引っ越した。そこは古い炭鉱町で、集落をぬけると、あちこちに坑道跡のある丘陵地が広がっている。Kit の学校の少年たちの間では Death と呼ばれる怪しいゲームが流行っていた。肝試しのようなゲームにすぎないが、それが学校にバレたことで事態は Kit たちの予期せぬ方向へと転がってゆき・・・・
秋から冬のお話。これはホラーなのかなぁ? ホラー的要素もあるのだけれど、わたしにはこれはホラーには思えなかった。ダークではあるけどね。ダークだけど、救いようのない闇じゃなくて、常に遠くに光がみえている。そういう感じのダークさ。
友情、生と死、家族、勇気、家族の歴史、といったことが描かれている。
先日読んだ " River Boy" ともテーマが重なっていた。印象は正反対だけど。
汚れなき儀式 (「幻の馬」物語 vol.2 )
汚れなき儀式 (「幻の馬」物語 vol.2 )
ジュマーク・ハイウォーター (著), イルメリン・サンドマン=リリウス (イラスト), Jamake Highwater (原著), 金原 瑞人 (翻訳)
第1巻『伝説の日々』で自分の部族、姉、夫を失い、天涯孤独になってしまったアマナ。第2巻では、新たな友人、白人の青年との出会い、アマナが母、祖母になってゆく様子が描かれる。
アマナという人は何なのかと、ずっと読みながら思っていた。つまりはひとりの女性の生涯を描いているんだな、ということがわかってきた。ファンタジーの主人公とかではなく。
原書:The Ceremony of Innocence by Jamake Highwater
大海の光 ステフィとネッリの物語4
「第4巻は7月出版予定」と新宿書房のHPで知っていたので、7月になってからいまかいまかと待っていたのだけれど、発売日がちっとも明記されない。結局、7月30日だったようです。だったらさいしょから「7月末」って書いてくれたらいいのに。
という愚痴はさておき。
最終巻でございます。
やっと戦争が終わりました。
戦争が終わったら終わったで、また、変化の大波がステフィたちにはふりかかってきます。
戦争がはじまって、ステフィたちがスウェーデンにやってきて5年。
5年かあ。成長期の子どもにとっては、長い。戦争がなければ、こういう人生じゃなかったはず、と思ってしまう。
テーマがテーマだけに、どう物語をしめくくるのかな、とは思っていたけれど。 ステフィとネッリだからね、自分の人生を自分できちんと決めていくところが素晴らしかった。時間はかかるし、迷うけどね。最後は凛としてて。
いいお話でした。
このシリーズ、ことし(2009年)秋に英語版の第1巻がでるらしい(原書はスウェーデン語。ドイツ語版はずいぶん前にでている模様)。
さてそっちはどうしようかなあ・・・と思案中。
『ともしびをかかげて』と『プーカと最後の大王 時間のない国で2』
全然違う話なのに、世界観が少し似てる2冊でした。
『ともしびをかかげて』The Lantern Bearersは The Eagle of the Ninth(第九軍団のワシ)から続くサトクリフのローマン・ブリテンの3冊め。時代は5世紀。ローマ軍がとうとうブリテンから撤退した時代のお話。
ブリテンには先住民のブリトン人、ローマ、東からはサクソン族、ジュート族と、さまざまな民族がやってきては抗争したり共存したりしながらゆっくりとブリテンの大地に根をおろしてゆく、その様子がシリーズ全体から伝わってくる。
人は生まれ、死んでゆく。出会って、子を育て、親から子へ、民族全体で、受け継がれてゆくものがある。そういう大きな歴史の流れのなかで生きている人びとをサトクリフは描き出している。
The Eagle of the Ninth と The Shield Ring を読んでいるから、きっと伝わっていくんだよね、と安心して読んでいる。
そして『プーカと最後の大王(ハイ・キング)』The Last of the High Kings
こちらはアイルランド在住の作家、ケイト・トンプソンの作品。
舞台は現代のアイルランド。
シリーズ前作『時間のない国で』で主人公になっていた少年JJが大人になり(25年くらいたってる)、彼の娘、ジェニーが今回の主人公。
現代が舞台だけど、前作同様、もうひとつの世界もかかわってくる。そして、この大地に根ざした古い民族の想い・歴史・血脈、といったこともテーマになってくる(そこの部分がサトクリフと似てる)。
千年以上の時間の流れを感じさせる物語を読んで考える。
自分の生きてる間の時間は、歴史の大きな流れのなかではほんの一瞬のきらめきにすぎないのだろうけれどね。闇から生まれ、一瞬きらめいて、また闇にもどってゆく存在。それが生命。でもね。自分ひとりじゃないからね。この地球が生命の光のきらめきで満たされているから。
そんなことをつらつらと考えた2冊でした。
『伝説の日々』 Legend Days ジュマーク・ハイウォーター
アマナというネイティブ・アメリカンの女性を主人公にしたお話。
若いアマナのほとばしるような生命の息吹と、暖かく老いた家族たちが対照的。
『アンパオ』では、精霊たちは人間と同様に話し、いっしょに同じ大地に生きる存在だった。こちらのお話では、精霊たちはいるけれど、多くの人間と精霊たちの距離は遠くなってしまったよう。
なんか・・・うまくことばにできないけど。
人を描いているけど、それだけを描いてるわけじゃない。人の営みのうしろに大きな存在がある。それを感じさせるお話だと思う。
Pied Piper by Nevil Shute
夏が近づくと、どうやらわたしはこの本を読みたくなるらしい。
ふと手にとって後半のクライマックスからラストまでを再読しました。
戦時中のこと。明日はどうなるかわからない自分の命。
それでも子どもたちに幸せな未来を残したい。偶然であった子どもたちであっても。
そのために大人の自分ができることを実行する。
そういうお話です。
大人がね、大人な行動をちゃんとするの。
こんな大人になりたいなと思う。
後半に出てくるごく簡単なドイツ語、まえはさっぱりわからなかったのに、今は多少わかるようになっていた。おお、Krabat効果♪ 多読というほどたくさん読んでないけど、それでも理解はできるようになるんだなあ。
すごく好きなお話なのに、Amazonでは「出品者からお届け」だそうです。
邦題は「自由への越境」
ふと思い出した。『風の谷のナウシカ』(コミックのほう)。ナウシカは戦場となったドルクの村でみなしごの子どもを2人見つけ、連れてきて世話をする。クロトワは「これから先々見つけるたびに子どもを連れてくる気か。ここは戦場なんだ。そんなガキ、いくらでもいるんだ」(というような意味のこと・ほとんど記憶あいまいですが)というけど、ナウシカは耳を貸さない。クシャナは笑って「好きにさせておけ」。周囲の兵たちは自然とナウシカに協力するようになる。敵国の子といっても子どもは子どもだ、と。
そういうナウシカの姿勢とこのお話のハワードの姿、ナウシカの周囲の人たちとハワードの周囲の人たちの姿には共通するものがあると思う。
"Cart and Cwidder" by Diana Wynne Jones
The Dalemark Quartet シリーズ4部作の1冊めです。読むのは3度め。
The Dalemark という架空の国を舞台にした物語で、時代は中世風。
The Dalemark という国はいまは各地の諸侯が群雄割拠している状態。北の国は芸術が盛んで自由な雰囲気らしいが、南の国はほぼ鎖国状態で庶民が自由に旅をすることも禁じられている。国民の間には支配者層に抵抗する動きもあるが、それに対する弾圧も厳しい。
そんな南の国を馬車(cart)で旅してまわる旅芸人の一家の物語。主人公は11歳の少年、Moril。一家がKialan という少年といっしょに旅をするようになって以来、それまでの生活が一変する。
ファンタジーなのだけれど、魔法な要素がでてくるのはほんの少しだけ。少年が自立してゆく過程を描いた成長物語でもあり、庶民の自由を束縛する支配者層へのレジスタンスも重要なテーマのひとつ。芸術のもつ力とか、想像する力とか、自分の生き方を自分で決めてゆく過程がていねいに描かれている。
状況は重いというか暗いというかしんどいんだけれど、そんな状況でもキャラクタたちが明るい。悩んだり泣いたり憤ったりもするけど、それらの反応もエネルギーがあるからできることなんだよね。状況を受け止め、跳ね返そうとする力。急流に押し流されるように状況が流転する中を、流れにただ流されるのではなく、流れの中でも自分の生き方を探そうとする。困難な状況の中でも自分の足で歩き、ジョークをとばしつつ前を向いて笑顔でがんばるキャラたちの様子に、読んでいる自分も元気をもらっている。
信頼できる相手がいるって幸せなことだな、って読んでて思った。友人でも家族でも動物でも。
cart and wagon ってことばが出てきた。cart と wagon ってなにが違うんだろー? イメージ検索してみた。うーん、わかるようなわからんような。ま、いいか。
Fire and Hemlock
再読です。4回目くらいかな。
この本は、多読をはじめるきっかけ本です。
多読仲間との間でよく交わされることばに「比べるのは昨日の自分」ということばがあります。わたしにとってはこの本が多読の成果のバロメータです。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの著作の中には、いろいろな本をベースに違うお話に仕立てるパターンのものがあります。たとえば『ハウルの動く城(Howl's Moving Castle)』はベースに『オズの魔法使い』が入っているように。
『Fire and Hemlock』の場合は、スコットランドの民話、Tam Lin と Thomas the Rhymerの2話がベースになってます。といってもわたしは Thomas the Rhymer のお話を知らないので、いまいちよくわからない(Thomas the Rhymer、入手しなくちゃ)。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品の魅力は物語の構成力と個性的な登場人物です。
物語の構成力。読んでる途中では何が展開してるのかさっぱりわからない、ラビリンス状態。なのに、さいごのさいごにはぴたりときれいに収まってしまう。ジクソーパズルのよう。さいごのピースが収まって、ああ、こういうお話だったのかぁ、と。それが見事なのです。
キャラクタの魅力。読んでいて元気をもらえます。女性たちははちゃめちゃに元気。男性はユーモアがありつつ、影や謎があってそこが物語のキーになってる。
去年あたりからわたしの中では、Diana Wynne Jones の本が、読むのが目標から読みやすいに変わりました。
Diana Wynne Jones が読みやすいと感じるようになるなんて。びっくり。信じられなーい。多読ってすごいなぁ。
Moribito: Guardian of the Spirit
上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』の英訳版です。おーたむさんのブログで知りました(おーたむさん、ありがとー)。
読んでみましたが、むずかしく感じます。ま、しょうがないかなぁ。もとは日本語、さらりと読めてしまうわけだから、その感覚と比べるとねぇ。いやあ、児童書ってむずかしいんだなぁ、と、あらためて思いました。
むずかしい、と言っててもしょうがないし、かといって、とばして読むのももったいない。ということで、日本語と照らし合わせながら読んでみました。発見があって面白かったです。
ひとつめ。この英訳、かなり意訳というか編集してあるなぁ。1段落がさっとなくなってるところもあるし、文章の順番がいれかわっているところもある。まぁ、こういう翻訳もあるんだなぁ、と。
ふたつめ。やっぱり日本語で読むイメージと英語で読むイメージは違います。おなじ物語であってもことばが違うとイメージが変わってくる。それはそれでけっこう面白い。英語は英語の世界でね。
たとえばね、バルサがお酒を飲む描写がありまして、酒は wine、器は cup になっていました。いや、でもさ、wine だったら器は glass でしょ。で、お酒だったら木の器だよね。cup って木の器のイメージもあるのかな。同じシーンで goblet ということばもでてきたけれど、いや、goblet じゃないでしょー。goblet って形はともかく、金属製の器だよね(よくわからんけど)。いくら高貴なお方のお屋敷でのシーンとはいえ、酒は金属製の器では飲まないだろうしなぁ。なぁんて日本語だとさらっと読んでしまうところも英語とあわせて読むといろいろ想像しちゃって、これはこれで楽しいです。
英訳版のイラストはいかにも日本!な雰囲気になってるけど、日本語版では日本に似てるけど日本じゃない架空の国、ってイメージだしねぇ。
みっつめ。しかし、日本語と英語、照らし合わせながら読むのは面倒。面白いけど時間がかかってしょうがない。結局、英語と日本語を照らし合わせながら読んだのは第1章だけ。あとは日本語で読んじゃった。ついでに精霊、闇、夢と3冊いっきに再読。ふー。面白かった。
え? それで英語版を買った意味あるの?って。 いいのさ。また気が向いたら読むからさ。
Warrior Scarlet
サトクリフ・プロジェクト、5冊め、『太陽の戦士』 Warrior Scarlet (1957年)を読みました。1年半ぶりの再読です。
投げたほうがいいかなぁ、と思いながら、がまんして読んでしまいました(みなさん、真似をなさらないように)。
以前より理解度はあがったけど、まだまだだなぁ。
青銅器時代から鉄器時代へ移ろうとする頃の英国を舞台にしたお話です。
主人公の Drem は戦士になるのが目標。戦士になるための試練を乗り越えれば、晴れて村の戦士の一員になれる。でも、Drem は生まれつき右腕が不自由。片腕だけで、狩りや戦いをしなくてはならない。祖父が母に「この子は戦士にはなれないだろう」と話しているのを Drem は偶然聞いてしまう。その日から Drem の自分との戦いの日々が始まる。
村には異なる文化をもつ2種類の民族が共存している。
ひとつの民族は小柄で肌の色が濃くて、大地の女神から生まれ、大地へと帰っていく宗教をもつ人々。こちらのほうが先住民族。
もうひとつの民族はあとからこの地にやってきた民族で、大柄で肌の色が白く、太陽を神とする人々。Drem はこの民族にあたる。
この2つの民族の関係が、興味深い。
ひとつの村で共存してるし、仲が悪いわけではない。必要な場合には協力もし合う。でも価値観は違うし、あえて混じりあう気はない様子。お互い不干渉な感じ。相手の存在を認めてはいるけど、お互い独立というか自立している。
この地球という星の上にはさ、いろんな民族、いろんな人たちがいて、みな、宇宙船地球号の乗組員なわけ。必要以上に対立したり無駄な争いはしたくないけど、でも、だからといって、必要以上に同化する必要もないんだよなぁ。お互い、自分たちの文化を保ちつつ共存できたら、幸せだと思う。
サトクリフの歴史物語には、常に複数の民族が登場する。対立してる場合もあれば、融合してる場合もある。違う民族、違う文化が、ミルフィーユのように何層にも折り重なって今に至る。それらの多階層な状態、ぜんぶひっくるめて、英国という国。サトクリフの物語は、ひとつひとつの歴史物語を語りながら、今の英国の姿を描いている気がする。
前回の"The Shield Ring"のときにも感じたけど、サトクリフの描くキャラたちって、寡黙な人が多い。余計なことを言わない。
サトクリフは、あ・うんで通じ合う人間関係を好しとしているような気がする。人間同士でも、人間と犬でも。
物語の主人公だから、重たい荷物を持ってるのね。いっぱい・いっぱいのときには、ことばに出せない場合もある。口を閉ざすことで、自分を護ってる。
いつか、この主人公たちが、笑って「こんなこともあったんだよね」って軽く言える日がくるといいなぁ。話を聞いてくれる無二の親友や大切な人はちゃんといるから。
出版順に読むサトクリフ・プロジェクト、次は 『銀の枝』 The Silver Branch (1957年)。1ページめを読んでみたけど、まだちょっと熟成が足りない感じ。しばらくプロジェクトはお休みかな。世の中、ちょうど夏休みだし。
The Shield Ring
春ごろからサトクリフの本を読んでいます。サトクリフ、入手できたものを古い順に読むプロジェクト実施中なのです。
1、『イルカの家』 The Armourer's House (1951年)時代:16世紀
2、『第九軍団のワシ』 Eagle of the Ninth(1954年)時代:1世紀
3、『ケルトとローマの息子』 Outcast (1955年)時代:1世紀
と読んできて、
4冊め、『シールド・リング ヴァイキングの心の砦』 The Shield Ring (1956年)時代:11世紀
を読了しました。
11世紀の英国が舞台。北欧からバイキングが入ってきて、さらにフランスからはノルマン人が入ってきます。
かつては侵略者だったバイキングの血を引く人たちが、こんどはノルマン人に住処を追われ、山中に隠れ住みます。
少年 Bjorn と少女 Frytha の成長を縦軸に、バイキングとノルマン人との戦いの歴史を横軸に、物語がすすみます。
えらく硬派なお話しでした。サトクリフの話の多くは少年または青年が主人公で、苦難をのりこえて成長していく過程を描きつつ、連綿といまに続く英国の歴史を描く、というもの。
今回は試練の旅にたつ男の子に女の子が同行する、という点が、今までのお話とは違う。『イルカの家』のタムシンも『第九軍団のワシ』のコティアも、主人公の男の子の旅の間は待っている役でしたから。
命の危険をも顧みず、自分たちと氏族のために敵地へとスパイとしてもぐりこむ2人。2人の間には、厚い信頼関係があるんだけど、、、、しかーし、2人ともなんでこんなに無口やねんーーーー。
古きよき日本男児みたいなキャラたちなの。男子たるもの黙して語らず、みたいな。
ま、この硬派というか武骨なところがサトクリフのお話のいいところなんだけど。
いま、源氏物語を読んでるのね。光の君のような男と Bjorn のような子が同じ物語の中で出会ったら、どうなるんだろうなぁ。。かたや、女性に「すこしはわたしの気持ちも察しておくれやす」という歌を送ったりする男性と、女性に甘いことばひとつかけられない少年と。仲、悪そうだなぁ(核爆)。
でも、けっこう好きよ、このお話♪
さあ、次は5冊め、『太陽の戦士』 Warrior Scarlet (1957年)だ。青銅器時代、って、いつごろだろ。紀元前2000年くらいですかね。
The Crown of Dalemark
Dalemark Quartet シリーズ4巻め。最終巻です。
諸侯が対立するDalemark を統べる王座をめぐって、物語はすすみます。王位継承の権利は我にあり、と要求をする少女と、その王位要求を退けようとする反対勢力がいて、少女のまわりには危険がいっぱい。。。
1巻、2巻、3巻はそれぞれ別のキャラクタのお話でしたが、4巻で大集合。新キャラも加わって、いったいこの物語はどこへ行くのかとハラハラしました。
状況は重いけど、キャラたちが個性的でいきいきしていて、ひきこまれます。
これは楽しかった。
荒れた国に生き、平和で民衆が生きやすい国をめざす歴史物語でもあり、友情あり恋愛ありの成長物語でもあり、邪悪な勢力による魔の手があれば、それを退ける不思議な力もあり(そこがファンタジー、というか、D.W.Jones流の架空のお話だからね、という前提でのエンターティメント)。
第1巻が出版されたのは1975年というから30年ほど前。そのあと、1977、1979年に2巻・3巻と続けて出版。第4巻の出版はそれから14年後の1993年。14年も開いてる。この国物語を閉じるためにこれだけの熟成期間が必要だったのかなぁ。これ、オンタイムで読んでる人は、「次はいつ??」って14年も待ったんだろうなぁ。よかった、D.W.Jonesさんが最後まで書いてくれて。
1巻を読んだのは1年前。記憶がさだかではなかったので4巻を読む前に読み直しました。
今度は2巻を読み直したいなぁ。
やってしまった、、、積読行き本
書店ネタが続きます。
ここんところ、Diana Wynne Jones を読んでいるので、書店でもちょいと探してみました。比較的新しい作品があったので(2006年初版)、シリーズじゃないことを確認して、購入。
"The Pinhoe Egg"
ところが、自宅で中身をぱらぱらっと見てみると、あれ? Cat Chant ?? Cat って、Chrestomanci シリーズの Cat くん? 冒頭の著者Note によると、Chrestomanci シリーズを読んだ読者から、その後の Cat はどうなったんだ、というお手紙があり、長年の熟成を経て、どうやらこの作品に結実したらしい。つまり、これってやっぱり、Chrestomanci シリーズだったのね。どうやら6冊めらしい。
がーん。そうだったのかぁ。わたし、Chrestomanci シリーズはまだ1冊しか読んでないんだけどなぁ。3冊は書棚で待機しております。ってことはこれも自動的に積読本に直行かぁ。がっかり。。。
ま、いいか。Cat くんは好きなキャラなので、また会えるのはうれしい♪ (が、読むのはいったいいつのことになるのやら…)
The Spellcoats
Diana Wynne Jones のDalemark Quartetシリーズ4部作の第3巻です。
架空の世界、Dalemark を舞台にしたお話です。
今回は、Tanaqui という少女と、そのきょうだいが主人公です。
Tanaqui は、Robin(姉)、Gull(兄)、Hern(兄)、Duck(弟)の5人きょうだいと父の6人家族。川のほとりに住んでいます。
あるとき、王の指令 が届き、父と兄の Gull が徴兵されてしまいます。残された4人で家を守っていたのですが、ある事情から、氏族の反感をかい、家を離れることになります。兄弟たちとともに小さな ボート1隻にのりこみ、川を下るのですが…。
冒険あり、試練あり、波乱の連続と家族の絆、そしてふしぎワールド。そんなお話です。
Robinは身体があまり強くなく気弱なところもあるけれど、洞察力に長けた女性。Gull は口数の少なくおだやかな人。Hern
はやせていて荒っぽい気性だけど正義漢。弟の Duck は陽気さと茶目っ気がある一方で実は冷静で論理的。Tanaqui
は、おきゃんな性格(というか、おきゃんな性格がまだ許されている年齢)。
今回は、1、2巻よりずっと以前のお話のようです。物語のさいごに、Final Note という短文と、A Guide to Dalemark
という用語集がついています。用語集の内容は少々ネタバレになるので、いつ読むか、判断がむずかしいけど、わたしはさっさと読んでしまいました(だっ
てー、キリン読みだから迷子になりそうだったんだもん)。
最初はいままでのお話と何の関係があるんだろう? と思いながら読んでいましたが、とちゅうからだんだんこのお話そのものの面白さにひかれて、どんどん
読んでしましました。展開がいまいちよくわからない。けど、Diana Wynne Jones
っていつもそうだから。展開がいまいちよくわからない点もこの作家さんの魅力だと思う。
この1冊で語数がひとけた増えました。しかし通過本がこの理解度かぁ。ここがスタート地点ということで。道は続くよ、どこまでも。
Drowned Ammet
The Dalemark Quartetシリーズ4部作の2作目、『ハウルの動く城』でおなじみの Diana Wynne Jones の作品です。初版1977年というから、30年くらい前に書かれたものです。
シリーズ名のThe Dalemarkというのは、架空の国。諸侯が領地を治めている中世的な世界です。1巻と2巻は主人公も国も別のお話。独立したお話のように見えるけど、どちらもひとつの困難が終わって、あらたな出発、というところで終わっています。続きが気になるところ。
第2巻は海辺の町が舞台です。主人公の Mitt の父は、もとはわずかな農地を持つ小作農でしたが、地代が上がり、地代を支払えなくなり、港町に移り住みます。地下組織に加わわった父はそこで仲間の裏切りに合い、命を落とします。Mitt は母を助け、漁師Siriol に弟子入りをして暮らしますが、一方で、貧富の差の激しい社会に疑問をもち、また、父を裏切った地下組織のメンバーに対しても報復しようとある企てを計画します。だが企ては失敗。Mitt は当局の兵士たちに追われる身になります…。
幼い頃の Mitt の家族はささやかながらも幸せだったのが、どんどん辛い境遇になっていく。だけど、Mitt は明るくて、負けん気が強くて、しなやか。キャラクタが魅力的で、「この子には幸せになってほしいなぁ」と思いながら読み進めました。
後半はがらりと展開が変わり、一気に読みすすみました。
Diana Wynne Jones だからファンタジーな要素はでてくるはず、と思いながら読んでたけど、前半はその気配まるでなし。圧制下に生きる庶民の姿を描いた人間ドラマさながらの展開です。
Marsh を干拓した農地、そこを網の目のように走るdyke、港町のようす、洋上の様子など、いかにもイギリスらしいお話でした。
そういえば、先日読んだ、The Little White Horse にあった、荒波を馬に見立てる、というモチーフが、このお話にもでてきました。そういう共通性もちょっと面白かったです。
3巻はまた全然別の主人公・国の話になり、4巻(最終巻)で再び Mitt が登場するみたい。Mitt の成長ぶりが気になる~。はやく4巻までたどり着きたいなぁ。
Bloomability
ふー。たったいま読了。
bloomabilityっていいことばだなぁ。
みんな、みんな大好きだよ、って、全世界を Hug したくなる。
久しぶりの Sharon Creech でした。
最初は、このお話、いったいどこへ行くんだろうって思った。
Jaquline Wilson 並みにハードは話になるかと。
どうやら違ったみたいだけど。
Walk Two Moons を読み返したいなぁ。
前よりすこし解像度があがってるだろうから。
人はひとりひとり違うこと。それぞれ違う個性、人格をもった存在。その違いを認めた上で、その人をそのまま受容すること。
複数の選択肢があって、そのうちのひとつを選ばなくちゃいけないときに、自分で考えて決めること。
この2つって、いろんな話の中に出てくるんだけど、わたしにとってはすごーく気になる(大切にしたい)モチーフです。
The Little White Horse
最初のほうはちょいととっつきにくいですが(何度投げようかとおもったことか)、中盤からはがぜん面白くなりました。
最後は大団円。楽しかった。悪人がいない。とっても気持ちのいいお話でした。
ファンタジーだけど、魔法使いが出てくる話ではありません。
メインキャラは人間が8人、動物たちが6匹ってとこかな。
わたしのお気に入りは Robin(人間の男の子) と Zachariah(ネコ)。
お屋敷の料理人の Marmaduke 、キャラは大好きなんだけど、やっぱり彼の話はほとんど理解できなかったよ(笑)。
このお話は1946年の出版というから、戦後すぐですね。ナルニアの『ライオンと魔女』が1950年出版ですから、まだナルニアも存在しなかったころのお話なのかぁ。それなのに、全然古い感じがしないのには驚きです。
フラミンゴのロースト
現在、Outcast を読んでいます。
サトクリフ本は当分飾っておく、って言った舌の根も乾かぬうちに(^^;。
次に読むなら出版順に、って決めていたの。次の本はどんな本なのかなぁ。1~2ページささっとチェックするつもりで読んでみたの。そしたら、するするっと数ページ読めてしまって、そのまま勢いで………。100ページくらい読んだかな。どんな話なのかだいたいわかったし。この先は、いつ投げても安心(安心すると、次の本に手をだすことが多いのだ、わたしの場合)。
サトクリフ、原書を読むのはこれが5冊目です。前の4冊は結局日本語版と英語版、両方読みました。
サトクリフの原書はわかりにくいと、ずっと思っていました。
考えてみれば、サトクリフのお話を日本人のわたしが原書で挑戦するって、まるで、大和朝廷の頃の児童書(たとえば荻原規子さん「勾玉」シリーズとか)を、日本史をほとんど知らない欧米人が日本語で読もうとしてるのと同じことなんだよね。
奈良の都にあるえらいお役人のお屋敷にしのびこんで警護の者に捕まって、庭に引き出されて、えらいお役人さまが奥の部屋からでてきて庭を見下ろして詰問する。あたりにはクチナシの花の強い香りがしていて、っていうシーンがでてきたときに、季節はいつで、どんな家で警護の人はどんな服装で、庭がどんなふうで、庭から奥の部屋がどんなふうに見えてって。日本のことをある程度知ってる、日本の歴史とか服飾・建築・気候とかがわかってるからことばの断片から物語の世界を想像できるわけで。
なので、サトクリフ本がいまのわたしに読みにくくてもあたりまえだー、と、あらためて納得したのでした。だって時代も場所も文化も別世界だもん。とはいえ、人間が主人公だし、サトクリフも現代の作家さんだからね、そこを頼りに読めるんだね。
で、Outcastです。(ああ、前フリが長かった)。
The Eagle of the Ninth を読んだあとなので、かなり楽になりました。
時代がほぼ同じ(The Eagle of the Ninth のお話の20年くらいあとのお話みたい)。場所もほぼ同じ(Isca Dumnoniorum という地名が再登場)。登場する文化が同じ(ローマ文化とブリテン文化(ケルト文化、といったほうがいいのかな?)両方でてきます)。
あそこにも、ここにも The Eagle of the Ninth ででてきたお話のかけらたちが登場して、うれしくなりました。
物語の途中から、舞台はがらりとかわります。
でね、物語の中で、フラミンゴのロースト、っていうのが出てきたの。びっくりしたんだけど、サトクリフのことだから史実に基づいてるはずだよねぇ。
そしたら、こんな本にいきあたりました。
フラミンゴのローストって、おいしいのかなぁ。
Eagle of the Ninth と Sun Horse, Moon Horse
しつこくサトクリフの話が続きます(もういいって?)。
The Eagle of the Ninth『第9軍団のワシ』を読んでいると、Sun Horse, Moon Horse『ケルトの白馬』のお話が頭にちらついていて離れませんでした。
The Eagle of the Ninthは1954年に出版、その23年後の1977年に、Sun Horse, Moon Horse が出版されています。
『第9軍団のワシ』の訳者あとがきによると、サトクリフはこの The Eagle of the Ninth が自分の作品の中でもとりわけ気に入っていたそうです。
Sun Horse, Moon Horse は、The Eagle of the Ninth のさらに200年くらい前のお話にあたります。でね、Sun Horse, Moon Horse の冒頭の Auther's Note でサトクリフはこの本と The Eagle of the Ninth の関連について書き記しています。
だから、この2作品は関連があるんだなぁ、、って意識はあったんだけど。
ここからはちょっとネタバレ(自分で発見したほうが楽しい)話題なので、
興味のある方だけ読んでね。
Fire and Hemlock
Fire and Hemlock を読了しました。再読です。記録をみてわかったんだけど、読了するのは4回目。3年ぶり、500万語ぶりでした。ほぉ~。そんなに間隔が開いていたんだ。
少女Polly とチェロリストの Mr. Lynn との奇妙なふしぎな係わり合い。いろんな要素がはいったお話です。家族、友人とのかかわりのなかで成長してゆく少女の成長物語でもあり、Mr.Lynn との恋愛小説でもあり、現代のフェアリー・テイルでもある。
魅力は3つ。キャラクタが魅力的なこと。そして、緻密に組み上げられた構成が見事なこと。推理小説のよう。ええ~っこんなことが伏線になるのぉって。もう、何度も読んでて展開もわかってるのに、すんごく楽しく読めた。うれしかったなぁ。3つめは本。作中でね、Mr.Lynn が Polly にたくさんの本を送ってくれるの。ライオンと魔女、とか、北風のうしろの国、とか。それがもう楽しくって。30年くらい前に書かれた本なので、音楽を再生するプレーヤーはレコード。レトロな感じがまた楽しい。
読んでみて感じたことは、やっと、英文を英文のまま、楽しめるようになったなぁ、ってこと。ニュアンスが伝わる、おかしさがわかる、動きが見える、そんなふうに。 会話でね、以前読んだときは、簡単な単語ばかりなのに意味がよくわからない、っていう箇所が多かったの。それもずいぶんイメージがつかめるようになりました。あぁたぶん、こういう感じかな、って。単語のニュアンスっていうのかな。
日本語を介さないでわかるっていうのが、いまだに不思議。 多読を始める前は、きっとわたしの英語力は日本語という支えが必要な、つる植物のようなものだったのかな。だから日本語から離れた遠いところまで伸びていけないの。
多読はね、日本語の森を離れて、まったく新しい土地に種を播くようなもの。今は、日本語の支えがなくてもだいじょうぶ。この5年間でずいぶん大きな木が育ったかな。もちろんわたしの中の日本語の森から見れば、英語の森はまだまだ貧弱でせまくて低い木ばかりだけど。でも、なんにもないところから始めたんだもん。ずいぶん育ったなぁ、って思う。
Cart and Cwidder
バーゲンの戦利品です。Diana Wynne Jones の The Dalemark Quartet シリーズの第1巻。
Moril の一家は旅芸人。歌い手の父、手弾きオルガン担当の母、兄、妹、そして Moril。MorilはCwidder(ギターのような楽器みたい。架空なのかな)担当。旅のとちゅうで父が亡くなり、Moril は父の古い Cwidder を受け継ぐことになった。どうやらその Cwidder にはなにか曰くがあるらしいのだが…。
舞台は中世のイメージかな。各地を諸侯が支配していて、さらにその上に王様がいる。Dalemark は国土の南部と北部の間がたいへん仲が悪い。南と北の国の間を行き来できるのは Moril一家のような歌い手くらい、という設定。
最初はそういった物語の設定が少しづつ語られて、話が動き出すのは50ページを超えたあたりから。いま80ページくらいです。
やばいぞ、これは。一気に読んでしまいそうな勢い。急いで2巻を入手しなくては。Amazonをみたら1週間から10日待ち。う~ん、読み終わる前に2巻が届くといいのだけれど。
Seedfolks
早春、町の空き地、ゴミだらけのスペースに、少女がマメの種を播くところから話が始まる。13人のキャラクタがそれぞれ自分のことを語りながら、その空き地が菜園になっていく様子を描いたお話。
この本を書店で見たとき、薄い本だけど、読みやすいのかなぁと思った。ページ数100。洋販の帯が巻いてあって「児童文学、TOEIC 470点 英検準2級~」とある。(わたしは、TOEIC も英検も受けたことがないから、TOEIC 470点と言われてもどの程度のものなのかイメージできないんだけどね。)
読んでみて感想。
短いお話の割りに登場人物が多い。菜園に関わる人々が13人。ひとりの人のお話にやっと馴れてきたなと思ったら終わっちゃうので、短編集だと思って読んだほうがよさそうです。
わたしにとってはYL6.5くらい。テーマは好きだけど、短編集は苦手なので★★★くらいかな。
『Wish Me Luck』
Jamieは12歳、リバプールに住んでいる。時は第二次大戦中。食料は配給制だし、夜はしょっちゅう空襲警報が鳴るし、出かけるときにはいつもガスマスクを携帯しなきゃいけない。でも戦火はリバプールまで及ばないから、いつもどおり学校へ行く。いつものとおり友達にも会える。当たり前のように。
やがてリバプールもドイツ軍の空襲に見舞われる。Jamie の両親は疎開のためにカナダに向かう船、City of Benares 号に Jamieを乗船させることにする。それも隣に住む仲の悪い Tom Bleeker が同じ船室。冗談じゃない。
City of Benares 号、そして Jamie と Bleeker にどんな未来が待ち受けているのか。
少年たちの友情と勇気を描く。
YL6.5~7.5くらいかな。Bleeker も Jamie もごくふつうの少年。そのふつうさがかっこいい。珍しく、男の子が主人公の物語。
このお話そのものはフィクションだけど、当時、City of Benares号というカナダに向かう疎開船はあったのは史実なのだそうです。
Amazon では残念ながらユーズドしかないようです(わが家の本は何年も前に買ったのを棚待ちしてたからなぁ。)
『Looking for Alaska』
16歳の Miles はラブレーの「Great Perhaps」ということばに感銘を受け、新しい何かを探して、アラバマ州の寄宿学校に転校する。Miles は、ルームメイトの The Coronel,Takumi,そして Alaska たちと仲良くなっていく。あるとき、彼らがお互いに自分の「人生最悪の日」のことを語り合ったあと、Alaska が姿を消してしまう。
タイトルとキャッチフレーズに負けた。Alaska へ冒険にいく話かと思ったら、女の子の名前でした。わたしの持っている本はAmazonの画像とは違っていて、題字の下に「Fist Friend, First Girl, Last Words」とある。高校生らしい危うさと純粋さのバランスの上に成り立った学園ストーリーです。
わたしにしては異色の本で(対象年齢12歳くらいまでの本が中心だから)、ことばがわからない、わからない(笑)。学園ストーリィだからだいたいわかれば読みすすめられます。
ハリポタ5巻読書中
去年の夏ごろから少しづつ読んでいたハリポタ4巻をようやく読み終え、ハリポタ5巻を再読中です。ハリポタ5巻は2003年夏に読んで以来。初読は150万語くらいのとき。キリン読みで無理やり読んだので、もともとあんまり理解できてない&3年経って、内容をすっかり忘れている。今も理解できない部分は多い。でも読むのがかなり楽になりました。
通勤時に Listening。帰宅してから Listening & Reading です。聞いてるときに大雑把なところを掴み、もっときちんと読みたいところを意識しておいて、Listening & Reading で、あー、こういうことだったのか、って確認ができる(もちろん、読んでもわからないところもあり)。
先週の週末から5巻を読み始めたのに、まだCD3枚目。夏休み、Harry が Dursley 家からやっと脱出して、Wizard たちと合流してお話が流れはじめたところです。4巻を読了するのに半年かかったからなぁ。7巻が出るまでに6巻まで再読したいんだけど、間に合うかしら? ほかの本に浮気をしなければ読めるかもしれないけど、和書読書も含めて、平行読みだからなぁ。
去年の6巻発売は、7月の海の日で3連休でした。だから一気読みができた。7巻の発売日はふつうの週末。7巻はどれくらいの分量になるんだろう。7巻の朗読CDの価格から判断すると、もしかしたら5巻より長いのかもしれない(いままで、朗読CDの価格は本の長さとだいたい比例してるから)。となるととても2日では読めない。う~む、ハリポタ7巻を読むために3日くらい有休を取ろうかなぁ。夏休みだし、ハリポタ有休。
Listening Reading のリズムが掴めてきたかも?
現在、Harry Potter 4巻を再読中。2年ぶり4度目くらいかな。だいぶ内容は忘れているけど、読めば光景が浮かびます。
今回は Listening Reading で読んでます。いままでLRってあんまり好きではなかったのだけど、今回はなんだかいい感じ。わかっているお話なので、朗読を聴くのがメインで音の確認用にさらっと文章を見る、って感じです。今、CD12枚目、420ページまで読んだ。残りCD6枚、200ページ。やっぱり長いなぁ。
朗読でウケたのが、クリスマスのダンスパーティ前、Fred がパートナーを誘うシーンです。Fred のお手並みがあまりに鮮やかで。さすが あの双子たちは器が違うなぁ。
『Sprit Walker』
『Chronicles of Ancient Darkness』シリーズの第2巻。今回は森の少年 Torak が海を渡り、島へ行くお話です。ラストには大どんでん返し、1巻では語られなかった事実が判明したりで、面白く読めました。1巻よりも2巻のほうがわたしは好きだなぁ。
先史時代を舞台にしたお話。どこが史実でどこが作者の創作なのかわたしにはよくわからないけど、この物語で描かれる死生観やさまざまな生・死・生活にかかわるルールも興味深いです。
そうそう、soul と spirit の関係がすこうしわかりました。(このお話の中だけの区別かもしれないけど)。
100ページくらい読んで半年以上放置していたのを最初から読み直し。やっと読了できて、すっきりしたぁ。
Fire and Hemlock と Tam Lin の絵本
やっと週末です。しばしの休息。ふぅ~。
わたしが多読をするきっかけになった Fire and Hemlock を久しぶりに読み返しました(長いので一部分だけね)。やっぱり好きです、このお話。理解できない部分がたくさんあります。英語力という点と物語の内容理解という点、両方の意味で。でもいいの、わかるところがあるから面白い。わからないところがあってそれをわかりたいからもっとたくさん読みたくなる。その2つの思いが多読を続ける推進力になっています。
Fire and Hemlock に関係してくるのがスコットランドの古謡、Tam Lin 。この古謡を再話した絵本を2冊読みました。
Susan Cooper (著), Warwick Hutton (イラスト)
1冊めは、Susan Cooper によるもの。Susan Cooper は今読んでいる The Dark is Rising シリーズの作者です。
Jane Yolen (著), Charles Mikolaycak (イラスト)
2冊めは、 Jane Yolen 。Jane Yolen といえば、絵本 Owl Moon や、ハヤカワFTの『夢織り女』などのファンタジーを書いている作家。
同じ題材をそれぞれ読み比べるのは、とても面白い。おなじ具材を遣ってお味噌汁を作っても、調理する人によって味わいが全然違うのと同じで、2冊の絵本は全然ちがうものになっています。(2冊の絵本、わたしは古書を入手しました。)
『The Dark Is Rising』
SSS書評より YL6.5 82,000語
お話の季節がちょうど今頃。クリスマスの直前から始まる。外は寒くて、雪が降ったり、家の中はあたたかい料理や暖炉の炎がある。家族と過ごすクリスマス、晴れた冬の空の青さ。水の流れ。お話そのものより、そういう冬そのものの描写がいいなぁ、って思えるお話でした。
主人公があるものを探すお話なんだけど、距離的に遠いところへの旅に出るのではなくて、、、ってところが、このお話の面白さだとわたしは思う。
最後の40ページになっても、ちっともお話が収束しなくて、どーするんだ、あとこんだけしかないのに、って思ってたら、ちゃんと終わりました。今回は、冒頭からファンタジーの面白さを満喫できた1冊でした。
『Over Sea, Under Stone』(The Dark is Rising シリーズ1巻)
SSS書評より YL5.5 76,000語
アーサー王伝説の地、イギリス南西部のコーンウォールを舞台にしたお話です。夏休みに海辺の Grey House に住む Great-Uncle Merry の家を訪れた Drew 家の3人きょうだい Simon, Jane, Barney は、屋根裏で古い地図を見つける。それはただの地図ではなかった。地図の謎を追ううちに、3人は同じくその地図の謎を追う一味との戦いに巻き込まれてしまう。果たして、3人は謎の一味より早く、地図の謎を解明できるのか。
図書館で本に呼ばれました。借りる権利がないので、メモってポチって読みました(図書館って危険)。スーザン・クーパーって初めて読みました。今、調べたら、邦訳では「闇の戦い」シリーズというそうです。
子どもたちが夏休みにコーンウォールの古いお屋敷へ遊びに行くっていうだけで、なーんか起こりそうな気がしません? わたしには珍しく、はらはらどきどきストーリーでした。面白かったです。アーサー王伝説を下敷きにしたファンタジーってことになってるけど、軽快なストーリー展開で、キャラも可笑しく、気楽に楽しめました。
『Gifts』
スタジオジブリの映画『ゲド戦記』の公開にあわせて、ル・グウィンの作品が一斉に書店に並んでいます。
ル・グウィンの作品で、いまわたしがいちばん読みたいのが『Gifts』 2004年夏に出版された新しいシリーズです。さくっと中身を見てみると、比較的読みやすそう。といいつつ1年以上積んでるなぁ。 (英語版には、表紙が別で、より安価バージョンがでています。こちら。画像リンクからは、中身検索ができます。)
書店では『Gifts』の日本語版がありました。邦題は『ギフト』 英語のGiftと日本語のギフトって、意味(語感)が違うと思うんだけどなぁ。意訳でも、全然別ものになってもいいから、作品をイメージできる日本語にしてくれたほうがわたしは好きだな。
『Gift』の続巻である『Voices』を書店で発見。まだハードカバーですが。 Amazon.com の紹介を読むと、『Gifts』から数年後のお話なのかな? 2006.5発行。
はやく『Gifts』を読みたい~。でも、いまは『The Satanic Mill』読書中なので、当分おあずけ。
『A Town like Alice』
by Nevil Shute
ISBN=1842323008
YL7.0-8.0 109,000words
GR(MMR5、YL3.6-4.0、18,000語)で読んで気に入ったので、原書を注文していた本がようやく届きました。発注してからひと月以上かかっています。(ほかにも Nevil Shute の本を頼んだけど、そっちは未着)
2種類あったので版の大きめのものを選んでみました。字が大きいほうがわたしには読みやすいから。
最初の「Author's Note」だけ読みました。
日本軍の捕虜となり女性と子どもたちばかりであちらこちらをさまようことになるこのお話の舞台は、小説ではマレーシアになっていますが、実際にはスマトラ島(インドネシア)であったできごとだそうです。80人いたオランダ人捕虜たちは2年半後には30人になっていた、とのこと。作者はその旅を経験した女性から直接、話を聞き、この物語を書いたそうです。
困難な状況にもかかわらず、希望と柔軟性を失わず一行の中でリーダーシップをとり続けた Jean。原書ではどんな女性として描かれているのか、読むのが楽しみです(いつ読むかは別にして)
『The Snow Goose』
湿原にぽつんと建つ灯台にひとりで暮らす Philip のもとへ、ある秋の夕方、見知らぬ少女が訪ねてくる。少女は胸に怪我をした Snow Goose を抱えている。Snow Goose、Philip、少女の交流を美しい文章で綴る小話(語数6,400語くらい)です。
1年くらい前に買って、ずうっと本棚で待ってもらっていました。今なら読めるような気がして、読み始めて、ぜんぜんわからないまま読了して、深く感動してしまった。"The Snow Goose"。
とてもとても好きな作品。涙が出そうなくらい切ない思いが伝わるの。GRを読んだ記憶だけで読了した気がするけど、でもいいの。好きだから。
なーんにも考えないで、頭に浮かぶイメージだけで読み進む。ひさしぶりだなぁ、こんな読み方。
画像はハードカバーです。お財布にやさしいペーパーバックは、ISBN=0140299521 をどうぞ。
『A Town Like Alice』
原書はこちら。
そして、同じ、Nevil Shute の本で、これもよかったです。
『パイド・パイパー - 自由への越境』
こまかいところはわかっていませんが、子どもたちへの想いがほんとにもう…。とにかく大好きなお話です。(が、この翻訳の表紙は、わたしのイメージと違うなぁ。なぜこんなに牧歌的な絵なんだろう?(;_;))
『A Town Like Alice』とも通じます。(Amazon のレビューはちょっと書きすぎなところもあるので読みすぎないようにお気をつけください)
原書の紹介はこちらを参考に(なるかな?)。『Pied Piper』
http://kanon021230.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/pied_piper_821e_1.html
『Pied Piper』
ISBN=1842322788
Nevil Shute (著)
YL7~8 97,000words
第2次世界大戦中のフランスが舞台。英国人の初老紳士 Howard が南フランスに滞在しているときに大戦が勃発。北からはドイツ軍が侵攻し、南ではイタリアが戦線布告。故国へ戻ろうとする Howard は、同じホテルに滞在していた婦人に、自分の子どもたちを英国の親戚のところまでいっしょに連れて帰って欲しいと頼まれ、引き受けます。ロンドンには1日で到着の予定だったのが、列車は運休、宿泊先のホテルは軍に接収、乗っていたバスは戦闘機の機銃によって爆破され、徒歩で戦火を避けながら旅を続けることに…、というお話です。翻訳は『パイド・パイパー - 自由への越境』(ISBN=448861602X)。
現在、約半分読了。英文はわたしには読みやすいです(ここまでくるとレベルの問題より好み・相性の問題かも)。わからないところは数行単位で飛ばしていますが。この語数のわりに字が大きいのも読みやすい理由かも。舞台がフランスなので、たまに会話にフランス語が出てきます。ドイツ軍兵士も登場するので、ドイツ語もちょっぴり出てきます。全然わかんないけど、気分で読んでます(^^;
作者のNevil Shute は1899年生まれ。エンジニアであり、空軍に所属、戦後は航空関係の仕事をしていたようです(著者紹介の英文がよくわからないので、違ってたらごめんなさい)。
主人公の Howard は不言実行タイプ。年をとったらこんなスマートな人にわたしはなりたい。文体は淡々としていますが、作者の静かに熱い反戦の思いが伝わってくるようです。あまり著作は多くないようですが、彼の著作の1つである『A Town Like Alice』のリトールドがMGR4にあります(こっちは未読)。
『Sun Horse, Moon Horse』
by Rosemary Sutcliff
邦訳:ケルトの白馬 (灰島かり訳/ほるぷ出版/2000)
YL7以上(たぶん…) 25,000words
古代ケルト人によって描かれた巨大な地上絵「アフィントンの白馬」。緑の丘に白く描きだされた不思議な躍動感のある馬。この絵がなぜ描かれたのか。サトクリフが想像力豊かに物語をえがきだします。
舞台は紀元前100年頃、鉄器時代のイングランド。Horse People を自称するイケニ族の族長の末息子、Lubrin Dhuが主人公です。小柄で肌の色が浅黒く物静かでどこか大人びたところがある三男坊。小さい頃から不思議なパターンを感じる力を持った少年でした。平和であれば、ごく平凡な生活を送ったであろうこの少年に訪れた運命とは…。(-2004.12.25のメモより-)
読み始めたのはお正月休み。でもキリン読み。残り40ページまできたところで、投げました。あとすこしとは思ったけれど、好きなお話だから、無理やり読了するのもなぁ…と思って。それから5ヶ月半。
夜、お気に入りの音楽をヘッドフォンで聞きながら本棚の前の椅子に座ってほけ~っとしていたら、ふと目について読み出した。音楽は半分日本語のヴォーカル、半分はインスト。音楽と英語と日本語で読んだ記憶が頭の中で混じって映像になる。わからないところも多いから映像の残滓がフラッシュバックのように浮かんで消えるかんじ。これって読んでるっていうのかなぁ。よくわからないけれどそんなこんなで読了。
本に呼ばれる、っていうことばがあるけれど、ほんと、そんな感じ。頭がまだぼーってしてる。さ、これUPしたら寝よう。おやすみなさい。
『Wolf Brother』
Chronicles of Ancient Darkness 1巻
ISBN=1842555103
Michelle Paver (著)
YL6.0-7.0 57,041words 【SSS書評】より
装丁の絵とタイトルに惹かれて購入。アンフィントンの白い馬、とか、ラスコーの壁画っぽいところがいいんだな。
6000年前の北部ヨーロッパ、氏族から離れ父と2人で狩猟生活をして育った少年 Torak は、ある日、巨大なクマに襲われ、父は瀕死の重傷を負う。そのクマは邪悪な霊が乗り移っていて、ほうっておくと森全体の生命が奪われるという。Torak は父の遺言に従い、World Spirit を探す旅をたったひとりで始める。
ストーリィの面白さに惹かれてすいすい読めました。
トーテミズムや神話の世界、聖霊がうんと身近かだった時代を、Torak や Wolf といっしょに旅できます。
歴史小説みたいに重くなく、見慣れない歴史用語も比較的少なめ(というかみんなすっとばして読んじゃった)。気軽に先史時代にトリップできます。
お話そのものはよくあるパターン。先史時代の世界観や通過儀礼、社会構造など(もちろんフィクションなんだけど)に興味のある人が、エンターテイメントとして読むにはいいかな。わたしはそういうの、けっこう好きなので楽しく読めました。
この2日間は読書三昧。これだけまとまった時間がとれたのはひさしぶり。明日からまた仕事。はい、がんばります。
『Children Learn What They Live』
ISBN=0761109196
Dorothy Law Nolte (著), Rachel Harris (著), Harris Rachel (著)
先日、皇太子さまの会見の様子をTVで見ました。皇太子さまが会見の中で1篇の詩を紹介された、という報道だったのですが、その詩はわたしの好きな ドロシー・ロー・ノルトの『Children Learn What They Live』でした。
引用元は『あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書』という本だったそうですが、わたしは『子どもが育つ魔法の言葉』でこの詩を知りました。
原詩は、19行 195語の短い詩ですが、抽象的なことばが多いのでいまのわたしの英語力では、あまりぴんときません。(ちゃんとわかるのは2行くらいです(^^;))。
この本も半年以上前から手元にあります。本文のほうは具体的な子どもと親とのやりとりを例に話がすすむので、詩よりずっとわかりやすいのですが、それでもやっぱりちょっとまだ早いかな、って感じなので、本棚で熟成中です。
『Sun Horse, Moon Horse』
by Rosemary Sutcliff
邦訳:ケルトの白馬 (灰島かり訳/ほるぷ出版/2000)
古代ケルト人によって描かれた巨大な地上絵「アフィントンの白馬」。緑の丘に白く描きだされた不思議な躍動感のある馬。この絵がなぜ描かれたのか。サトクリフが想像力豊かに物語をえがきだします。
舞台は紀元前100年頃、鉄器時代のイングランド。Horse People を自称するイケニ族の族長の末息子、Lubrin Dhuが主人公です。小柄で肌の色が浅黒く物静かでどこか大人びたところがある三男坊。小さい頃から不思議なパターンを感じる力を持った少年でした。平和であれば、ごく平凡な生活を送ったであろうこの少年に訪れた運命とは…。
邦訳を読んで原書を買おうと調べたら、新書は版切れ。そこではじめて通販で古書を買いました。Amazon.co.jpはとても手が出る値段ではなかったので、紀伊国屋を利用しました。注文して1ヶ月で届きました。表紙に少し汚れがあり、紙全体がやや焼けている程度。背表紙には折り目もないので、新古書なのかもしれません。
書籍データです。語数は概数で25,000語。PBにしては短いお話です。ティーンズ・一般向けで、英文はシンプルなのですが、なんせ時代小説なので、見慣れない単語が多いです。わからないなりに音読しながらどんどん読み進めています。(黙読だとわからなすぎて眠くなっちゃいそうなので、音読してます)。YL7~9くらいかな。さし絵はありませんが、章タイトル部に精密なペン画があっていい感じです(文章理解の助けになるような絵ではありません)。今は、邦訳を読んだ記憶でむりやりキリン読みですが、ちょっと手を出すの早すぎかも、といいつつ読んでます。
『Tristan and Iseult』
by Rosemary Sutcliffe,
ISBN=0435121774(ハードカバー)、009979550(ペーパーバック)
邦訳:トリスタンとイズー(井辻朱美訳/沖積舎/1989)
アーサー王物語の一節にも登場する、コーンウォールの騎士トリスタンとアイルランドの王女イズーの物語。でもこのローズマリ・サトクリフの物語は、アーサー王物語とはちがうお話のようです。
もともとアーサー王伝説とは別のケルトの伝説であり、多くの異本が存在する。序説によると、サトクリフは書き下ろす際、できるだけ伝説の原型を描き出すことを試みたという。トリスタンとイズーをサトクリフがどう描きだすか、読むのが楽しみです。
語数は31,000語、YL6~7程度かな。1ページあたり200語(ペーパーバックにしては文字は大きいほうですね)。各章は2000語程度で、全部で16章。15ページくらい試し読みをしたところ、思ったより読みやすい。年末年始休みに一気に読めるといいんだけどなぁ。
今日は予習に岩波文庫の『中世騎士物語』(ブルフィンチ著、野上弥生子訳)をつまみ食いしました。
Amazonの画像はハードカバー(ISBN=0435121774)ですが、わたしがもっているのは、ペーパーバック(ISBN=009979550)で、表紙の絵が違います。ハードカバーの絵のほうがファンタスティックで素敵です。
『The Curious Incident of the Dog in the Night-Time』
by Mark Haddon
YL4~5くらい? 70,000語 272ページ
丸善で見つけて、帯の文句に惹かれて購入しました。
ひさしぶりのペーパーバックです。自閉症の15歳の少年が主人公。最近、絵本系にハマっていたので、文字ばかりなのが新鮮。いま、42ページ。思ったよりもさくさく読めて面白い。
クリストファー少年の視点で語られる。この子は、ほかの人にとっては奇異な子どもなのかもしれない。親や教師にとっても。こういう子どもが身近にいると、自分も扱いに窮するだろうな、とも思います。 でも、この子の中では、その行動にはちゃんと理由づけがあり、判断の優先順位がある。その判断基準や優先順位が、まわりの人とちょっと異なるだけのこと。不器用だけど、悪意はない。
こういう話は安心して読めます。
No.596.『Nausicaa of the Valley of the Wind Vol.1』
ISBN=1591164087
『風の谷のナウシカ』の英訳版。おもしろかった。最初の「火の7日間」の説明の部分は、さっぱりわからず。腐海、瘴気ということばもむずかしかったなぁ(すでに覚えてない)。
Damn you ということばが何度も出てきましたね。あと、城爺たちの、Rotwood という言い方も。このあたりは、さすが、マンガだなぁ。スラングとは言わないだろうけれど、文章にはあまり出てこない言い回し。Rotwoodっていうのが、役にも立たないという侮蔑というか軽くいなした言い方、っていうのは、なんとなく雰囲気でわかる。
初めてのコミックスです。大文字で書かれたセリフは最初のうちは読みにくく感じたけれど、意外とすぐに慣れました。でも、フォントが見づらい。U なのか L I なのか、最初わからなかったもん。
Amazonでは7-10才とかになってたけど、あれ、小学生にわかるのかなぁ? (マンガ=子供が読むもの、という思い込みでもあるのか?)
Box Setは売り切れの模様。Amazon・紀伊国屋にはなし。揃えられるのでしょうか。入手したのは2nd Edition。2004.02発行 そのうちにまた出るのかな?
Lord of the Rings/Fellowship of the Ring,The
先日映画をTVで放映していました。ついその勢いで買ってしまったのが
赤い装丁の愛蔵版。黒い表紙のトールキン・コレクションとどっちに
しようか迷ったのだけれど、日本語版の文庫をそろえることを考えれば
愛蔵版でも高くないから、えいや!でクリックしてしまいました(笑)。
それとCD、46枚組。すごいなぁ、これだけ朗読するのって大変だろうなぁ。
少しCDを聞いてみた。楽しいときもあるけれど、集中力が切れると
すぐに眠くなってしまう。まだまだキリン。
朗読CDはHarry Potterしか持っていなかったから、読み手が違うと単語の
発音やトーンも違う(ような気がする)ことを発見。それもまた楽しい。
2/13,2/14と2日連続のオフ会。
ほのぼのまったりとした時間を過ごしてきました。























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