名古屋港と鳥羽、2つの水族館に行きました

 週末に、水族館に行っていました。

 先週末は名古屋港水族館。今日は鳥羽水族館です。

 なぜに水族館が続いているかというと、最近地下鉄の吊り広告で「のとじま水族館」のポスターをよく見かけるんです。そういえば水族館、長い間いってないよなぁと思って、ちょっと行くかぁ、と。

 まず、手近かなところで名古屋港水族館。

 先週、予定もなくふと気が向いてふらりと行ったので、入館したのは午後2時すぎ。時間も遅いからぜんぶをまじめに回っているヒマはないなぁ、と思って、自分のお気に入りの場所だけを重点的にまわりました。年間パスポートを買うか一瞬まよったけど、年3回はさすがに行かないかなと思いなおして、今回はスルー。

 わたしの名古屋港水族館お気に入りポイントは下記3つ

 (1)北館のイルカショー(定番ですが外せません)
 (2)北館のメインプールの下にある水中観察窓のコーナー
 (3)南館の黒潮水槽

 (1)のイルカショーは定番なので、解説は不要でしょう。身体は小さいけれど運動能力抜群のカマイルカがわたしのお気に入り。

 通常はイルカたちがパフォーマンスをするショーなのですが、夏の間はトレーナーさんたちもプールにはいってイルカといっしょになってパフォーマンスをします。ドルフィンスイムとかイルカに乗った少年状態を見ることができます。

 わたしは先週(10/2)の15:00からのショーを見たのですが、その回が今年最後のトレーナーさんもいっしょにやるショーだったそうです。冷たい風が強い日だったので、トレーナーさんたちも寒かっただろうなぁ(見てるほうも寒かったけど・笑)。

 (2)のメインプール水中観察窓

 ここは世界最大の水中観察窓なのだそうな。

 ショーが終わったあとのひろーいメインプールをゆったり泳ぐイルカたちを階段状のフロアから眺めることができます。手前のイルカプールの水中観察窓のコーナーはけっこう人が多いんだけど、メインプールの水中観察窓コーナーは人が少なめ。床がカーペット敷きなので、おとなたちは座って、こどもたちは寝転んだりして思い思いに過ごしています。わたしもここではイルカたちを眺めながらのんびり本を読んだりお茶を飲んだりしてくつろぐのが好き。

 (3)の南館の黒潮水槽

 北館がなかったころはここが入場してすぐに目にとびこんでくる巨大な水槽でした。

 カツオやシュモクザメのような大型の魚たちが高速でぐるぐる泳ぎ、そのかたわらでイワシが群れをなしてかたまっている。カツオやサメがイワシの群れにつっこむと、バリアーが張ってあるかのように、そこだけイワシたちがいなくなる。イワシの銀鱗が頭上からの明かりできらきら光って。イワシの群れって群れがひとつの生き物みたいに統率がとれて動くからほんとにふしぎ。見ていて飽きないんですよね。

 赤道の海とか南極の海(ペンギンがいるとこね)も好きだし、水槽は大きくないけどクマノミ水槽も好きです。たまに、岩陰に産みつけられた卵にクマノミがせっせと新鮮な水を送っている姿が見られたりします。ラブリー♪

 んで、今日は鳥羽水族館。

 鳥羽水族館って何年ぶりだろう。少なくとも5年は行ってない気がします。飼育してる動物が微妙に変わったりしてました。

 今回の鳥羽水族館の目的は、アシカ・アザラシの水中窓です。

 アシカを見るだけなら、東山動物園や南知多ビーチランドでも見られるんだけど、大きな水中窓があって水中の様子がぞんぶんに見られるのは鳥羽水族館。

 大きな前ヒレをはばたくように動かしてひゅーんと空をとぶように泳ぐアシカや弾丸のようにやってくるアザラシたちの姿が楽しい。地上から見るのとぜんぜん違うの。彼らは運動量が多いから見ていて飽きないんですよね(ジュゴンやマナティは珍しいんだけど動かないからねー)。

 あと、鳥羽水族館で好きなのはコツメカワウソ。こいつらもちまちまとよく動くから見ていて楽しい。

 スナメリくんも人なつっこくて水槽の前に人がいると寄ってくる。スナメリって顔がいつも笑ってるのよね。こっちまで笑顔になっちゃう。

 今回びっくりしたのがカピバラ。こんなのいつからいたんだ~!? 本物みたの初めてでした。でかいですなぁ。ネズミの仲間とは思えない。カピバラは手前で寝てる子たちが多くて写真が撮りやすいので人だかりになってました。

 あと、セイウチショー。これがすっごくコミカルで。

 2人のトレーナーさんと2頭のセイウチが演じるショータイムなのですが、ばりばり関西のボケツッコミで進行するの。セイウチってのっそりしてるからアシカショーのような華麗な演技はできない。だからセイウチはボケ役に徹してて。セイウチのショーというより、漫才みてるみたいなそのノリが楽しかったっす。

 そういえば鳥羽水族館のお客さんって、圧倒的に関西弁の人が多い。距離としては大阪からでも名古屋からでも似たような距離なのにね~。

 2週連続の水族館めぐり。楽しかった~。さて次はどこの水族館に行こうかな。

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辻占煎餅

 さて、金沢オフのお夕食会で地元の方が用意してくださったのが、かわいらしい和菓子でした。なかに薄紙がはいっていて、ひとこと、意味ありげなことばが書いてある。辻占煎餅(つじうらせんべい)というのだそうで、金沢ではお正月にひいてみる縁起物なのだそうです。google で画像検索してみると、きれいな辻占煎餅の画像が見られます。
 さすが、和菓子王国、金沢! すてきな季節のおもてなしをわけていただきました。

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金沢と大糸線

 3連休の初日、1月8日は金沢オフ。セミナーは、教師向け・一般向けが別会場で同時進行という形式でした。わたしはお手伝いの関係で教師向けの会場で過ごしました。レジュメのデータがしっかりしていたのでわかりやすいセミナーだったと思います。

 お夕食は駅前の居酒屋さん。とっても上品な品々でおいしい~。金沢でも富山でも、居酒屋さんのお料理っておいしいのよね。でもちょっと飲みすぎました(笑)。

 さて、翌日は糸魚川・松本経由。大糸線をかたんことんと鈍行列車でたどりました。朝の金沢はしとしと雨。思ったよりは暖かくて助かりました。糸魚川でも雨。1時間ほど列車待ちの時間があったので、糸魚川の駅前をぽてぽてとお散歩。風情のある造りのおうちが多くて、町あるきが楽しかったです。

 大糸線、乗客は多くないんだけど、どうやら大半は鉄道好きとおぼしき方たちでした。単に移動するだけなら、車のほうがよほど早くて便利だもんね。

 でもね、旅にはこのスピードがいいんですよね。景色をゆっくりと見られるから。大糸線は姫川沿いの渓谷をぬうようにして走る列車。谷が深くなるにつれて雨は雪に変わり、乗り継ぎの南小谷駅ではぼたん雪が降っていました。

 雲が低かったので山はあまり見えなかったけど、雪原にてんてんとアニマルトラックが見えます。ひづめがあるのはシカかイノシシ? 肉球に5本爪がついているのはイタチかな?とか。列車の中は暖房が効いていて快適。それでいてのんびりと雪景色が楽しめるのだから、ぜいたくな旅でした。

 谷をぬけて安曇野に出るともう晴れていて積雪もなく。夢は枯野を駆け巡る、なんてことばが似合いそうな風景に変わりました。

 この路線は春夏秋冬、それぞれで楽しそう。また行きたいな。

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白い盾の少年騎士

book  トンケ・ドラフト (著, イラスト), Tonke Dragt (原著), 西村 由美 (翻訳)

 ウナーヴェン王国から故国ダホナウトにもどったティウリは春になると、旅で知り合った友との約束どおり、リストリディン城へ向かった。けれど、再会を約束したリストリディン騎士はまだ旅から戻っていなかった。ティウリと仲間たちは、リストリディン騎士の消息を確かめるため、イスラン城へと向かうことにした……。

 『王の手紙』の続編です。これも良かった。読み出したらとまらない。
 『王への手紙』で登場したメインキャラを中心だけど、前編ではあまり描かれなかった王国の運命が今回はぐっと迫ってきました。
 前編同様、大半は男性キャラ、今回は魅惑的な女性キャラも登場して、作品の世界をぐっと引き締めています。

 図書館で借りて読みましたが、気に入ったので『王への手紙』とあわせて買いなおしました。

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『ベーリング海峡をわたる グレートジャーニー7』 関野 吉晴

book

 南米からアフリカをめざす関野さんの旅の記録、第7巻。アラスカからベーリング海峡をわたってロシアに上陸。その後、アラスカにもどり、冬の雪原をハンターとともに過ごします。

 ベーリング海峡を渡る方法、船で渡るか冬に凍結するのを待って氷上を渡るか。鏡のように凪いだ海面の様子を撮影した写真がありました。ほんとにこれ、海? こんなふうになるときがあるの? へえ~、そうなんだ。

 アラスカで狩りをして暮らすハンター一家の話。いまもこういう暮らしをしている人がいるんだ、と思いました。お話では読んだことがあったけれど。

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雨の上高地

先週の週末は上高地に行っていました。
2年ぶりの上高地。どんどん整備されるなぁ。
穂高の雄姿も梓川の冷たく清冽な流れも変わらない。
けれど、、歩道が整備され、あちらこちらにトイレが設置されて。
まるで公園。

人を簡単には寄せ付けない厳しさを持った場所だったんだろうけど。
いまではすっかり快適な空間になっていました。

それでもあの鳥の多さは素晴らしいし、
川の水って本来はこんなにきれいなんだ、とも思う。
何度行っても好きな場所。

大正池はずいぶん土砂の流入がすすんで水が浅くなりました。梓川の河岸も、あれ?こんなところあったっけ?と行くたびに思う。
ああ、でもこのシナの木は昔からあるなあ、とも思う。
変わるものと変わらないもの。
ゆっくり変わるものとあっというまに変わるもの。

今回は雨でした。雨の時期を避けて計画をたてたつもりだったんだけど。でも、雨は雨で面白かった。鳥たちの声が少ないし、穂高は見えないし(早朝には稜線まで晴れて見えたから全く見えなかったわけじゃないけど)、谷間一面に咲いたニリンソウもうつむきかげん。晴れてたほうがいいなとは思うけれど、でも、薄衣のような雲をまとった明神岳や六百山は幻想的で神々しかったし、雨の中で見る新緑は色がきれいに見える。雨であっても梓川や白沢の水の美しさは変わらない(変わらないところがすごいと思う。森林の保水力は偉大だ)。雨の日だからこそ気づくこともあって。これはこれでよかったな、って思う。
小梨がつぼみをいっぱいつけていました。いま、上高地ビジターセンターのHPを見に行ったら、ちょうど今が小梨の花が見ごろだとありました。ああ、一週間ちがい。

あ、そうそう、釜トンネルも改修がすすんで、対面通行ができるようになっていました。釜トンネルといえば、暗くて狭くて。でもあの半トンネル状態のところから見える山桜がきれいだったし、山肌から流れ落ちる水のしぶきもきれいだったのになあ。便利になった分、見られなくなった風景もあって。こんなところも変化でした。

なんだかんだ言いつつ、きっとまた行くんだろうな。
家人が「こんどは夏に行こう」と言っていた。どうやら今回、彼がお気に入りのカモのヒナたちを見ることができなかったのが不満らしい。「夏は人だらけになるよ。 いつにする?」「じゃあ8月の終わりか9月の初めごろはどう?」「今年?」「今年? また行くの?」
さて、どうなることやら…。

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