コロボックル物語、講談社文庫で復刊

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 永らく書店にご無沙汰していたのだけど、ひさしぶりに立ち寄った文庫本の新刊コーナーでふと見つけたのがこの表紙。コロボックル物語。
 わお!復刊されたんだぁ。
 いまは第4巻まで復刊されたそうな。

 同じ本が何冊も家にあってどうするんだと思ったけれど、イラストが増えているし、あとがきも増えてる。まあいいかと、復刻版の1巻から4巻まで大人買いしました。

 写真の右側が、2010年に復刊された第1巻『だれも知らない小さな国』。字が大きくなってるぶん、ページが増えてる。解説は梨木香歩さん。
 左側の青い表紙は、わたしが小学生の頃に買ったもの。奥付をみると昭和54年の版。定価240円。解説は神宮輝夫さん。

 小学生の頃からの愛読書。こうして新たな装いで世の中へ。ここからさらに新しく手にとってくれる人たちが増えるといいなぁ。

 講談社『IN POCKET』2011年8月号に、4巻め復刊記念として佐藤さとる氏と有川浩さんの対談が載っています。佐藤さとるさん、お元気そう。うれしいなぁ。

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The Mum-Minder

book  すこし前から Jacqueline Wilson を読んでいます。Kindleで入手できるものを出版年順に読む。1990年からはじめて、いまやっと1993年。

 この頃のJacquline Wilson のお話は、9歳ごろの子どもが主人公で語数も少なめ。

 この頃にイラストは Nick Sharratt になります。やっぱり Jacqueline Wilson といえば Nick Sharratt のイラストじゃなくちゃね。

 The Mum-Minder。流感でダウンしたママの代わりに8歳の Sadie が4人の幼児の面倒をみるお話。

 コミカルで楽しかった~。子どもたちの横暴ぶりもかわいいし、ほとほと困り果てるおとなたちの様子も笑えちゃう。

 しかし、1993年か。2011年まであと18年もある。いつになったら現在に追いつけるでしょうか。

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気分は夏

 暑いです。まだ6月なのに。いつもなら6月=梅雨まっさいちゅうという季節感ですが、こうも暑いとすでに盛夏のイメージ。
 夏っぽいものを読みたくなりました。

book  1冊めは、Tom's Midnight Garden by Philippa Pearce。

 先週、多読のお仲間が集まる機会がありまして、その中で話題になった本。夏休みの話だから今読むとちょうどいいかな、と。

 弟がmeaslesにかかったため、感染らないようにとTomはおじの家に行くことになった。おじの家ではいっしょに遊ぶ子もいないし、他人に感染してはいけないからと外に行くことも禁止。退屈でしょうがない。夜も眠れなくて真夜中までひとりで起きている。そんなある夜、玄関ホールから柱時計の鐘の音が聞こえてきた。鐘の音は13回。玄関ホールまで降りて、裏口のとびらを開けてみるとそこには・・・・、

 というお話。

 しみじみといいお話でした。切なくなるような・・・。

 初版が1958年というからもう50年も前のお話。でも古びた感じはしない。文章はむずかしく感じるけど。

 再読です。今回は、動物や植物の名前もだいぶわかるようになったし、日本語でも退屈だったTomとおじさんの問答部分がくすくす笑いながら読めました。

 前回いつ読んだんだっけ?と調べたら2006年でした。このときも6月。夏が近づくと読みたくなるお話なのかな。500万語台で読んでいる。かなりキリンだったなぁ。理解度2割でも楽しければ読めちゃうところが多読のいいところなんだけど。

 1400万語ぶりってことか。こうやって数字にすると自分でもびっくりします。これだけ語数を重ねていれば理解度があがっても不思議じゃないか。実際には、シンプルに読書を続けているだけなんだけど。

book  2冊めは、Ronia,the Robber's Daughter by Astrid Lindgren。

 これも再読。

 リンドグレーンは子どもが主人公で友だちやきょうだいの話が多いんだけど、このお話は大恋愛話だな、って思う。

 子どもたちが親元を離れて森で暮らすっていうのもあこがれのシチュエーションだよね。毎日キャンプみたいな。実際には虫との闘いだろうし水汲みとか大変そうだけど。このお話、母の立場で読むのと父の立場で読むのとではまた感じ方が違うんだろうなぁ。

book  3冊めは、How the Forest Grew。

 図書館で日本語版をみつけて、絵がすてきでいいなと。1200語ほどの絵本です。

 農地を放置すると雑草が増え、やがて森に変わっていく。そういう植物の遷移の過程を描いている。

 モノクロの線描画がきれいなの。

 これは森が成長する話なんだけど、逆にいうと、農地ってほっとくと森に還ってしまうわけで、農地を農地として保っておくには常に人の手がかかっているってことだよね。

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Ways To Live Forever

book by Sally Nicholls

たまに
説明はしないけど
読んでほしいな
と思う本に出合うことがある。

わたしが説明するより
何が書いてあるのか、
自分でみつけてほしい
と思う本。

でもね、わたしがむりにすすめなくても
この本が必要な人には
きっと自然に出合う気がする。

読むのが辛くなるんじゃないかと覚悟して読んだんだけど
ちがいました。

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The Giver, Gathering Blue, Messenger

 The Giver, Gathering Blue, Messenger の3部作を続けてよみました。

 いつか読もう読もうと思ってたんだけど、舞台が近未来だというし、字も小さいし、内容もちょいと高度そうだからとなかなか手が出ず。Kindle 版があれば Kindle で読むのにー、とずっと Kindle 版が出るのを待っていたのでした(US 国内向け Kindle 版はあったんだけど International の Kindle 版がなかった)。が、3月下旬頃に International 版を発見。さっそくぽち。

 なぜか2巻めの Gathering Blue だけ International の Kindle 版がありません。なので2巻は紙の本で読みました。1巻と3巻は Kindle です。

 シリーズということになっているけれど、どの話も主人公も舞台も違う。これのどこがシリーズなんだろう?と思いながら読んでると、ああ、そういうことか、とわかってくる。

 いろいろ考えさせられるシリーズでした。

 個人的には2巻めの "Gathering Blue" が好き。

 3巻め "Messenger" は朗読CDを使って聴き読みしました。この朗読すごく好き。少しハスキーな Deep Voice、いい声だなぁ。

 ずっと気になっていたシリーズを読み終えてほっとしました。さて次は何を読もうかな。

book

book

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Charlotte's Web

book

 by E.B.White

 ある春の日の朝、この世に生まれた1匹の子ぶた。体が小さいからという理由で農夫にすぐに殺されそうになるところを、農夫の娘が断固反対し、命を救われる。けれども、クリスマスの頃には再び殺される運命。そんな子ぶたの運命を変えたのは、同じ納屋に暮らす彼の友だちだった。

 これは、長く読み継がれてるだけのことはあるなぁ。ぐっと来ました。

 いつか読もうと思いながら、なかなか順番がまわってこなかったの。
 だって E.B.White なんだかんだいってけっこう読みにくいんだもん。せっかく評価の高い本だからキリンで無理して読みたくないなぁ、って思ってて。

 今回読むきっかけになったのは、Patricia MacLachlan の word after word after word 。この本の中で Charlotte's Web の一節が引用されていて、ああ、これは次はこの本を読めってことね、と。

 で、じゃあ読むかと Kindle版を探してびっくり。ががーん。Kindle 版がないー! まじぃ? 紙の本、フォントが小さいんだもん。←MTH並の文字じゃないと受け付けない体質になってる(笑)。

 あきらめて本棚から発掘してきた紙の本で読み始めた。冒頭から胸をうつセリフが続出。ひゃー。これは投げられないぞ。だけどやっぱり字が小さいのが気になる。そこではたと思い出した。そうだ、朗読CDがあったはず。ふたたび本棚を捜索、ぶじ発見(紙の本もCDも買ってるくせに何年も放置してたってことね)。しかし。ええー? CD3枚? これ3万語あるんだよ。それがたったCD3枚? 朗読どんだけ早いねん。計算すると170word/minくらい?(かなりてきとうな計算ですが) ぎょぎょー。
 と構えたけど、するっと聞けました。おおー。びっくりだ>自分に。
 3時間ならこの小さなフォントでも耐えられるだろうと、さくさく聴き読みしてしまいました。

 朗読は全体的に早めだけど、動物たちの会話のところがすごーく可笑しい。本もいいけど朗読もおすすめです。

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Word After Word After Word

book by Patricia MacLachlan

ひさしぶりに Patricia MacLachlan の作品を読みました。
7000語ほどであっというまに読めちゃうけど
読んでいるうちに心が澄んでくる。

この人の書くものは好きだなぁ。

2010年の発表ということで、ペーパーバックはまだ出ていません。
Kindleで読みました。

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The Road from Home: The Story of an Armenian Girl

book

by David Kherdian

 図書館で邦訳に出会って借りてきたけど、調べたら原書のKindle版があったのでKindleで読みました。

 手にとったきっかけは、アルメニアってどこだっけ?、ってところから。ニュースでよく聞く国名だけど、よく知らないなぁ。ユーゴスラビアのあたりだっけ?と思ったらそれはアルバニアでした(1字ちがい)。

 お話の舞台は20世紀初頭のトルコ。約100年前。第1次世界大戦によって翻弄されるアルメ二ア人一家の様子を少女の体験をとおして描いた作品です。筆者の母が体験してきたことなのだそう。

 戦争を描いた作品をたくさん読んできたけれど、第一次大戦のトルコを舞台にしたものははじめて読みました。トルコってわたしは好きな国なんだけど、こういう歴史があったとは知りませんでした。

 初版は1979年。約55,000語

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Pictures of Hollis Woods

book

by Patricia Reilly Giff

この作家さん、地味なんだよなぁ・・・と思うけど、わたしはけっこう好きなのです。

どういうお話なんだろう?、この人は誰なんだろう?、この子はどんな過去があるんだろう?と読者に思わせて、それをうまくひっぱっていく。ヴェイルが1枚、また1枚とはがれていくように、過去が明らかになりつつ、未来へとお話がすすんでいく。

主人公の境遇とか心理の描き方は Jacquline Wilson に似てるんだけど、Jacquline Wilson ほどぶっとんでなくて、地味にじわっと読ませる。そんな感じ。

表紙に銀のメダルがついています。2003年のニューベリーオナーを受賞した作品です。
Kindleで読みました。

 約31000語

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Flambards

 そういえば最近あんまり本を紹介してない気がするなぁ、と思って、ブログを見直してみたら、3ヶ月も本を紹介してないじゃないですか。
 びっくり。ちくちくと読んではいるんですけどねぇ。

 ってことで、ひさしぶりの本紹介にいきます。

book Flambards

by K M Peyton

 1908年の英国を舞台にしたお話。

 12歳の少女Christinaは両親に先立たれ、親戚の家を転々としながら暮らしていた。ずっとロンドンに暮らしていたのだが、今度は田園地帯のお屋敷に住む伯父さんの家に引き取られることになった。

 伯父さん一家にはふたりの息子がいるのだが、長男のMarkは父親似で乗馬や狩りに夢中。次男のWillは狩りも乗馬も苦手。Christinaは田舎暮らしは初めてで最初はとまどうばかり・・・。

 初版1967年の作品。

 1908年というと第1次世界大戦の5年ほど前。

 英国の田園地帯での昔ながらの貴族の生活に近代化の波が押し寄せてくる。そういう世の中の動きが少女の成長物語のなかに織り込まれてすすんでいくのが、なかなか面白かったです。わたしは、主人公の Christina には残念ながらあまり共感できなかったけど、恋愛小説のお好きな方なら一層楽しめると思います。

 英国ではTVドラマ化されたことがあるようです。

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