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『カラー版 里山を歩こう』

book カラー版 里山を歩こう (岩波ジュニア新書)
(著)今森 光彦

里山ということばを
知ったのはいつごろだったんだろう。
図書館で見た写真集だったはず。
そのことばと滋賀県の美しい棚田の風景は
わたしの中でワンセットになっている。


最近、ふと思いたって
今森光彦さんの著書をいくつか、
あらためて読み直しています。

そのうちの1冊がこの本。

この人がうつす写真からは、
里山は常に人が維持しているから保たれているということが伝わってくる。
風景写真の多くは人の姿を排するけれど
この人の撮る写真の中では、
その風景の中で働く人々の姿が
ごく自然に収められている。

写真を撮る人と映し出される人の
距離の近さを感じる、
そんな絵。

今森さんがフィールドにしている
大津市の仰木のあたりは、
確かにすばらしいところだけれど。

身近なところにこんな魅力的なフィールドがあるんだよという
実例でもある。

仰木は今森さんが出会ったフィールドだけど、
ここだけじゃなくて
きっとほかにも、自分の身近なところにもきっと、
こういう魅力的なフィールドはあるんじゃないの?と
問われているような気もする。

わたしにはそんなふうに感じる本です。

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