気分は夏
暑いです。まだ6月なのに。いつもなら6月=梅雨まっさいちゅうという季節感ですが、こうも暑いとすでに盛夏のイメージ。
夏っぽいものを読みたくなりました。
1冊めは、Tom's Midnight Garden by Philippa Pearce。
先週、多読のお仲間が集まる機会がありまして、その中で話題になった本。夏休みの話だから今読むとちょうどいいかな、と。
弟がmeaslesにかかったため、感染らないようにとTomはおじの家に行くことになった。おじの家ではいっしょに遊ぶ子もいないし、他人に感染してはいけないからと外に行くことも禁止。退屈でしょうがない。夜も眠れなくて真夜中までひとりで起きている。そんなある夜、玄関ホールから柱時計の鐘の音が聞こえてきた。鐘の音は13回。玄関ホールまで降りて、裏口のとびらを開けてみるとそこには・・・・、
というお話。
しみじみといいお話でした。切なくなるような・・・。
初版が1958年というからもう50年も前のお話。でも古びた感じはしない。文章はむずかしく感じるけど。
再読です。今回は、動物や植物の名前もだいぶわかるようになったし、日本語でも退屈だったTomとおじさんの問答部分がくすくす笑いながら読めました。
前回いつ読んだんだっけ?と調べたら2006年でした。このときも6月。夏が近づくと読みたくなるお話なのかな。500万語台で読んでいる。かなりキリンだったなぁ。理解度2割でも楽しければ読めちゃうところが多読のいいところなんだけど。
1400万語ぶりってことか。こうやって数字にすると自分でもびっくりします。これだけ語数を重ねていれば理解度があがっても不思議じゃないか。実際には、シンプルに読書を続けているだけなんだけど。
2冊めは、Ronia,the Robber's Daughter by Astrid Lindgren。
これも再読。
リンドグレーンは子どもが主人公で友だちやきょうだいの話が多いんだけど、このお話は大恋愛話だな、って思う。
子どもたちが親元を離れて森で暮らすっていうのもあこがれのシチュエーションだよね。毎日キャンプみたいな。実際には虫との闘いだろうし水汲みとか大変そうだけど。このお話、母の立場で読むのと父の立場で読むのとではまた感じ方が違うんだろうなぁ。
図書館で日本語版をみつけて、絵がすてきでいいなと。1200語ほどの絵本です。
農地を放置すると雑草が増え、やがて森に変わっていく。そういう植物の遷移の過程を描いている。
モノクロの線描画がきれいなの。
これは森が成長する話なんだけど、逆にいうと、農地ってほっとくと森に還ってしまうわけで、農地を農地として保っておくには常に人の手がかかっているってことだよね。
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