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イクバルの闘い―世界一勇気ある少年

book

フランチェスコ ダダモ (著), Francesco D’Adamo (原著), 荒瀬 ゆみこ (翻訳)

 わたし、なんでこんなしんどい本を選んでしまうのか。辛い話だろうなと思いながらも、手にとってしまう。

 パキスタンには、借金のカタにどれいのように強制労働させられている子どもたちが、推定で700万人いるそうです(ちなみに名古屋市の人口は250万人。それを思うと700万人がどれだけ多いか想像がつく)。
 そして、子どもたちを解放しようとする人たちがいる一方、それを妨害しようとする人たちもいる。
 過去の話じゃなくて、いまこの瞬間も。

 そして、それを知った人たちはどうすればいいのかなぁ。ものの値段って何だろう、って思ってしまう。妥当な値段でものを買うことはいちばんの社会貢献だと思う。フェアトレードとかね。おなじ買うなら、ちゃんと生産者に正当な利益が還元されるような流通のしくみのものを買いたいなぁ、とかとか。

 しんどいなぁ、生きることって。
 今はちょっと打ちのめされているけれど、明日の朝にはきっと元気になっているから。

 この地球上に生きとし生けるものすべてに明日が、そして来年が、いい日・いい年でありますように。そしてつよくなれますように、わたしも。

 ムシのいい願いかもしれないけれど、心からそう願わずにはいられない。

 この本はイタリアの作家さんが、イクバル・マシィーに関する新聞記事を読んだことがきっかけで書いたのだそうです。イクバルが新聞記事になったのは1995年の春。

 それから15年近くがたって、ようやくわたしの手元に届いたイクバルの物語。ここからさらに多くの人に伝わっていきますように。

原書:Storia di Iqbal  by Francesco D'Adamo  2001

英訳版:Iqbal (ISBN=9781416903291)

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