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ぼくだけの山の家

book  ジーン・クレイグヘッド ジョージ (著), Jean Craighead George (原著), 茅野 美ど里 (翻訳)

 ニューヨークに暮らしていたぼくは、5ヶ月前に家出をした。家出といっても黙って出かけてきたわけじゃない。両親にはちゃんと行き先も言ってある。父さんは「いいとも、やってごらん。男の子ならいちどはやってみるべきだ」と言ったんだ。
 ぼくが暮らしているのは、ニューヨークからハドソン川沿いに上流に向かったキャッツキル山脈の森の中。直径2メートルのベイツガの根元にあいた大きなウロがぼくの家。最初は火をおこす方法すらわからなくて困ったけど、今はこの森の生活が気に入っている。

 動物たちに囲まれた少年サムの森の暮らしを描いた物語。ひとりで森で暮らしてみたい、と一度は思う子どもたちの冒険心を図書館で読んだ知恵を使って実践しちゃってる現代っこサムの様子が頼もしい。

 『ぼくだけの山の家』は今年(2009年)に邦訳が出版されたばかりなのだけど、原書は1959年出版というから50年前。よく発掘したなぁ。

 表紙のイラスト、しっとりとした湿気を含んだ空気の感じがいいなぁと思ってイラストレータを確認したら、男鹿和雄さん(スタジオジブリで背景を描いているアニメータさん)でした。ああ、なるほどね。どこか馴染みのある画風だと思ったよ。

 著者のジーン・クレイグヘッド・ジョージは『狼とくらした少女ジュリー』で1973年にニューベリー賞を受賞している作家さん。この本、原書が何年も前からうちの書棚にあるんだけど、現在鋭意熟成中。いつになったら読みごろになってくれるかなぁ。


原書:My Side of the Mountain  by Jean Graighead George (1959)

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