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ビッケと赤目のバイキング

ルーネル・ヨンソン(著) 石渡利康(訳)

 フラーケ族のバイキングたちは、今度はイギリスに遠征に行くことにしました。ビッケは遠征を断りました。ビッケは荒っぽいことは大の苦手ですから。
 さて、イギリスのある町に着いたバイキングたちは勇んで侵略にかかります。ところがなんとその町はノルウェー人のバイキングたちがすでに来ていたのです。フラーケ族の一行は敵の計略にハマり、捕らわれの身になってしまいます。辛くも脱出したスノッレは、故郷に戻り、ビッケに助けを求めます。さて、ビッケは父さんたちの窮地を救うことができるでしょうか。

 ビッケのシリーズ、第2巻です。
 小さなビッケが頭を働かせて、困った大人たちを救うところが痛快。でもわたしが好きなのは、ビッケが常に武力に反対しているところ(それも声高に言うのではなく、子どもの立場で言うところがいいのね)、それからバイキングたちが大海原を渡り、見知らぬ国、見知らぬ民族たちと対立したり協力しあったりしながら暮らしているスケール感。日本も島国で海の向こうに異国が広がっているのに、船でどんどん外で出ていく子ども向けのお話ってないなぁ、と思ってね。

原書:Vicke Viking Lurar de Rodogda by Runer Jonsson (1965)

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