Briar Rose
ユダヤ人のBeccaはアメリカのポーランド人が多く集まるコミュニティで暮らしている。Becca の祖母の死後、木箱がみつかった。箱の中には祖母が渡米してきた当時の書類や新聞スクラップなどが入っていた。渡米日付は1944年8月。第二次世界大戦の終盤の頃だ。Becca の家族は祖母の出身地や渡米したいきさつなどをまったく知らない。けれど Becca は祖母が亡くなる直前に祖母とある約束をしていた。その約束を果たすため、Becca は祖母が語ろうとしなかった祖母の過去を探し始める。手がかりは木箱の中の資料と、祖母がよく語ってくれた、Briar Rose(いばら姫、眠れる森の美女)の物語・・・。
表紙を見ただけでなんとなく物語の内容は推測できたけど、やっぱり、そういうお話でした。
ホロコーストをテーマにした物語はたくさんあって、それをどう読ませるか、どういう視点で描くかが作家さんの腕の見せ所になるわけだけど、さすが Jane Yolen。物語として読者を楽しませることと、凄惨な過去を水に流してしまわず、きちんと記憶にとどめておきながらそれが未来に影を落とさないようにもっていくこと、その2つを両立させる点がさすが。
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