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極北の犬トヨン

book ニコライ カラーシニコフ (著), アーサー・マロクヴィア (イラスト), Nicholas Kalashnikoff (原著), 高杉 一郎 (翻訳)

 第2次世界大戦前、1910年ごろのお話のようです。シベリアの北東部、ヤクート人が多くすむサハ共和国が舞台です。
 政治犯としてシベリアに5年間、流刑されることになった筆者が流刑のとちゅうで泊めてもらったのが、猟師グランの家だった。グランの家には年老いた猟犬トヨンが飼われていた。猟師グランもその家族も、トヨンをとても大切にしている。グランは、家族とトヨンの話を語り始めた・・・。

 動物の物語が好きですが、このお話もよかった~。厳しい自然の中では、家族は力をあわせて互いに助け合っていかないと生きていけない。犬も家族であり、家族を支える大切な一員。犬と人との信頼関係は、人間同士のそれに負けないくらい強い。
 シベリアという日本に近いようで縁遠い(気がする)土地に、こんなふうに暮らす人々がいるんだ・・・。心があたたかくなる一冊でした。

原書:TOYON, a dog of the North and his people  (1950)

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和書」カテゴリの記事

Comments

かのんさん、こんにちは。ゆきんこです。
この本私には思い出の一冊です。小学校6年生の時に担任の先生がこの本を選んで、給食の時間に一章ずつ読み聞かせるというのをしてくださったのです。
途中からは生徒も読んだように覚えています。
また読んでみたくなりました~

Posted by: ゆきんこ | 2009.09.28 21:25

ゆきんこさん、こんにちは。かのんです。

わお。ゆきんこさんの思い出の本を当ててしまったのですね♪

ゆきんこさんの先生、ずいぶん本がお好きだったのですね。給食の時間に読み聞かせをなさることもさることながら、名作として名高いわけでもない地味なこの本をお選びになるとは。
本の記憶ってふしぎですよね。内容とともに当時のことも思い出せますから。

Posted by: かのん | 2009.09.29 21:33

はい、そうなんです。素晴らしい先生だったと今更ながら・・・早く亡くなられてしまい、本当に残念、今ならもっとたくさんお話したいことがあったのに。
小学校時代の豊かな思い出のおかげで、本が好きな素地もできたと思うし、今の多読中毒の私が出来上がったわけです~

Posted by: ゆきんこ | 2009.09.30 07:56

素敵な先生でいらしたのですね。
小学校高学年くらいになると、先生の影響って大きいですよね。

いまはゆきんこさんが本を読む楽しみの種をたくさんの人の心に蒔いているのですね。その先生と同じように。

Posted by: かのん | 2009.10.02 07:05

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