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だれも知らない小さな国

book 佐藤 さとる (著), 村上 勉 (イラスト)

 小学3年生のぼくはひとりで裏山へ分け入ったとき、偶然、ちいさな山をみつける。そこは昔から地元の人に「鬼門山」と呼ばれ、悪い神がいる近寄ってはいけないところ、と言い伝えられた場所だった。だけどほんとうは、そこに住んでいるのは悪い神さまではなく、小さな人たちだというのだった。
 ぼくはその小山が気に入って、よくひとりで出かけていった。ほんとうに小さな人たちがいるのなら、ぜひ会いたいと思った。けれどやがてぼくは引っ越すことになった。

 壮大なファンタジーもいいけれど、ちょっと疲れてしまったので、気分転換に古い本をひっぱりだしてきました。
 このお話はわたしのファンタジー好きの原点ともいうべきお話。読んだのは小学3年のときだと思う。

 いま読んでも、わたしの中ではまったく古びないお話。

 ほんとにいるんじゃないか。わたしには見えないだけで。今この瞬間もすぐそこに。

 本気でそう思わせてくれた本です。あの頃に出会えて、ほんとによかったって思う。

 書かれたのは1959年だそうです。わたしの手元にある文庫版は1979年の版。30年近く、いつもわたしの本棚の中の大切な場所にいます。そしてたぶん、これからもずっと。

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Comments

うわーなつかしい!!
コロボックルだよねー。私もこのシリーズすきです。
確か図書館で何度も借りた覚えが。
持っていたかは覚えてないけど。
(実家帰ったらもしかしたらあるかも)

これ私が英訳して欲しい本のひとつです。
本当に大好き!!
読みたくなってきた、古本屋か図書館さがそ。

Posted by: おーたむ | 2009.08.17 22:53

小川の中を長ぐつはいてぽくぽくとさかのぼっていくと、段々岩が見えてくる。
夏でも水が冷たくて、ひみつの道のよう。

赤いうんどうぐつを探したときのことを覚えてる?
くつをつかまえようと手をのばしたときに、ほら、手をふってたよね。


そっかぁ。おーたむさんも読んでたんだねー。
なつかしいでしょう~。
読むとね、きっと一気に「あの頃」に戻れるよー。

舞台のイメージは横須賀の按針塚あたりだそうですね。
10年くらい前に一度、行ってみたの。コロボックルの住む山の雰囲気を見てみたくて。梅が咲いてる時期にね。海が近くていいところだったなぁ。
(って書いてたら、すっごく行きたくなってきた・・・)


そうそう、英訳、あるんですよ。ISBN-10: 4061860348
講談社英語文庫。古書ですけど。

Posted by: かのん | 2009.08.18 02:09

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