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星に叫ぶ岩ナルガン

book パトリシア・ライトソン (著), 猪熊 葉子 (翻訳)

 両親を事故で亡くした少年サイモンは、母の遠縁にあたるチャーリーとイディ兄妹にひきとられる。そこは広大な山と森が広がる農場で、都会で育ったサイモンにははじめての体験ばかり。やがてサイモンはこの土地にはふしぎなものたちがいることに気がつく。そんな折、近くではじまった森林伐採をきっかけに、不思議な事件がおこりはじめる。

 この本のことを知ったのは20年以上前。けど、読む機会がなくて。図書館のこどもの本のコーナーで見つけて、ようやく読みました。
 舞台はオーストラリア。登場するふしぎなものたち(精霊)は、どうやらアボリジニの伝承に登場するものたちらしい。西洋の精霊とはまったく違うオーストラリアの大地に息づく精霊たちとそこに暮らす人間たちの物語。夜の闇から聞こえてくるさまざまな生き物の営み。月光に照らし出された森や川の水面のきらめき。まっくらな空に星がめぐる。そして太古から息づく岩たち、精霊たち・・・・。

 これ、わたしはかなり好き。読むまでにずいぶん時間がかかってしまったけど、読めてよかった。
 民族が伝えてきた伝承ってイマジネーションが豊か。でもね、それはやっぱり土地に根ざしたものだと思うのよ。
 大切にしたいなあ、自分たちの民族に伝えられてきた物語を。

 原書(古書)も入手済み。いつか、ゆっくり原書で読みたいな。

原書:The Nargun and the Stars  by Patricia Wrightson

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Comments

Julieさんのブログから来ましたよ。
すごい読書ですね!

まずは驚いたことだけ・・・

Happy reading!

あ、例の件、必死で検討中です・・・

Posted by: さかい@tadoku.org | 2009.08.13 00:13

せんせー、ようこそ。お越しいただきありがとうございます。

ほんとに児童書が楽しくて楽しくて…(笑)。
これも多読のおかげです。
(子どもの本が楽しいと堂々と言う度胸がつきました・・・)

せんせーの検討中のものがどう展開されてくるのか
楽しみに待ってまーす。

Posted by: かのん | 2009.08.13 23:13

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