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ウルフ谷の兄弟

book デーナ・ブルッキンズ (著), 宮下 嶺夫 (翻訳)

 12歳のバードと10歳のアーニーの兄弟は、母が亡くなってからジーンおばさんの家で暮らしていた。が、おばさんに子どもができ、もうこれ以上2人を置いておけない、と、今度はチャーリーおじさんのもとに行くことになった。チャーリーおじさんは奥さんを亡くし、ウルフ谷にひとり暮らしをしている。ふたりはやっとのことでチャーリーおじさんの家にたどりつく。チャーリーおじさんは根はいい人だが暮らしぶりもひどいものだった。
 チャーリーおじさんに追い出されたら、もう2人はいっしょにはいられない。それがわかっているバードは、必死でいい子でいるよう努力するが……。

 バードとアーニーの2人がけなげ。理性派のバードと天真爛漫派のアーニーと大人たち。ミステリーの要素をまじえつつ、基本的にはいいお話で、古き良き(?)正統派児童書って感じ。
 男の子が勇気をだしてがんばってる様子がいいですねぇ。いまどき、こんないい子、いるかしらん?って思っちゃう。でもね、子どもだけじゃなくてね、おとなたちもね、みかけはそうでもないけど実はなかなか素敵なのさ、って思わせてくれる書き方で。
 世界はいいところ、懸命に生きるに値するいいところだと思わせてくれるところが素敵。

原書:Alone in Wolf Hollow by Dana Brookins 1978年

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