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読書93-94

book 93.コルドバをあとにして  ドリット オルガッド (著), Dorit Orgad (原著), 樋口 範子 (翻訳)

 『シュクラーン ぼくの友だち』『もうひとりの息子』と比べると、やや散漫かな。主人公が旅をして、いろんな土地でいろんな人に合うので、登場人物やエピソードひとつひとつの描写が浅くなってしまった点が残念。

 ユダヤ人はどこへ行ってもマイノリティであることを強いられる。そんな環境で生きていくには手に職を身につけるか、頭脳で勝負するか……。才能を見きわめてそれを伸ばし、生きる糧にしてゆかないと生活していけない。12~13歳くらいには方向性を見出しているようにみえる。

 中世ヨーロッパの片鱗が楽しめました。

book 94.闇の戦い〈3〉灰色の王  スーザン クーパー (著), Susan Cooper (原著), 浅羽 莢子 (翻訳)

 The Dark is Rising シリーズの第3巻。今回は、ウィルが10月のウェールズを舞台に活躍します。

 さいごの謎あかしの部分は、わたしにはいまいちぴんと来ませんでした。巻末の解説を読んで、ふうんそうかぁと想ったのだけど。

 それはさておき。少年ウィルの明るさ、ちょっとした会話にあらわれるユーモアがわたしは好きだなぁ。今回新しいキャラも登場したし、第4巻はどうなるのかな。第4巻がラストなんだっけ。

 ウェールズ。この国には England とは違う血が脈々と息づいているらしい。ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、サトクリフなどの著作でも、やっぱりウェールズは別格として扱っていた。ウェールズに関するお話ももう少しいろいろ読んで、イメージをひろげたいな。

 原書もちら見しながら邦訳を読んでいたのですけれど、やっぱり日本語のほうがラクチンなので、主に日本語で読んでしまいました。文章そのものは英語(原文)のほうが簡潔ですっきりしていますけれど。

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