54. フィオナの海 ロザリー・K. フライ (著), Rosalie K. Fry (原著), 矢川 澄子 (翻訳)
フィオナは10歳。4年ぶりに祖父母の住むスコットランドの島へ戻ってきました。フィオナは6歳になるまで、ロン・モルという島で暮らしていましたが、4年前、島の人たちは全戸離村をし、いまはロン・モルにはだれも住んでいません。無人島のはずのロン・モルにまつわるふしぎなうわさがあるという・・・
わびしく不便な島だけれど、永年住んできた人たちにとってはかけがえのない故郷。スコットランドの灰色の海と島を舞台にした、そこに暮らす人びととアザラシたちの物語です。
ケルトの民間伝承をもとにしたお話だそうです。
やさしい色の装丁と矢川さんの翻訳ということで、手にとった本なのですが、わたしの中ではこれは大ヒットでした。地味ですが、とても上品なお話です。
55. 時の旅人 アリソン アトリー (著), Alison Uttley (原著), 松野 正子 (翻訳)
ロンドンで暮らしていたペネロピーは療養のため、叔母の住むサッカーズ荘園に行くことになった。古いお屋敷で暮らすうちに、ペネロピーは過去の世界に迷い込んでしまう・・・。過去の世界、それは16世紀、スコットランド女王メアリが幽閉されている時代だった。
英語版をとちゅうで投げてしまったので、日本語版を読みました(リンク先は岩波版ですが、わたしが図書館で借りたのは小野 章氏のハードカバーでした)。
わたしが英語版を投げたのはちょうど、はじめてペネロピーが過去の世界を垣間見たあたり。もう、わけわからん!と。
日本語版を読んで、あー、ここから話が始まってたのかぁ、と思いましたけど。
すごく面白かったです。これ、岩波版も読んでみたいなぁ。お話全体がわかったので、そのうちに英語版もチャレンジしよっと。(でもいつになることやら・・・)。
作中に緑の袖の女性を歌った歌が何度かでてきます。
日本語版を読んでるときにはぴんとこなかったのですが、あとになって、イギリス民謡の「Greensleeves」だったんだと気がつきました。
グリーンスリーブスってこんな歌詞だったのね。
56. 海の島 ステフィとネッリの物語 アニカ トール (著), Annika Thor (原著), 菱木 晃子 (翻訳)
時は1939年。オーストリアのウィーンで暮らしていたユダヤ人のステフィとネッリの姉妹は戦禍を避けるため、両親と別れ、スウェーデンに疎開をします。疎開先は小さな島で、ステフィとネッリはそれぞれ違う家庭にひきとられます。ステフィをひきとってくれたメルタおばさんにドイツ語は通じません。ステフィの両親は、ビザがとれたらみんなでアメリカへ行こう、と言っているが、ステフィたちが両親といっしょに暮らせる日はいつ来るのか・・・。
スウェーデンで出版された子ども向けの物語です。4部作のシリーズになっていて、『海の島』は第1作めにあたります。
原書は1996年出版。日本語版は現在、第2作めまで翻訳がでているようです。
これ、いいなぁ。はやく4作めまで読みたい。けれど、英語版は今年の秋にやっと1作目がでるらしい(遅いなぁ)。ドイツ語版はどうやら4作めまで出ているらしいけど、、、、ドイツ語なんてわかんないよー!(スウェーデン語はさらにわからない)。
英語ができれば読みたい本がかなり読めるようになると思って英語多読をしてきたんだけれど、英語だけじゃもの足りなくなってきたかも・・・・。
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