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Moribito: Guardian of the Spirit

book

上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』の英訳版です。おーたむさんのブログで知りました(おーたむさん、ありがとー)。

 読んでみましたが、むずかしく感じます。ま、しょうがないかなぁ。もとは日本語、さらりと読めてしまうわけだから、その感覚と比べるとねぇ。いやあ、児童書ってむずかしいんだなぁ、と、あらためて思いました。

 むずかしい、と言っててもしょうがないし、かといって、とばして読むのももったいない。ということで、日本語と照らし合わせながら読んでみました。発見があって面白かったです。

 ひとつめ。この英訳、かなり意訳というか編集してあるなぁ。1段落がさっとなくなってるところもあるし、文章の順番がいれかわっているところもある。まぁ、こういう翻訳もあるんだなぁ、と。

 ふたつめ。やっぱり日本語で読むイメージと英語で読むイメージは違います。おなじ物語であってもことばが違うとイメージが変わってくる。それはそれでけっこう面白い。英語は英語の世界でね。
 たとえばね、バルサがお酒を飲む描写がありまして、酒は wine、器は cup になっていました。いや、でもさ、wine だったら器は glass でしょ。で、お酒だったら木の器だよね。cup って木の器のイメージもあるのかな。同じシーンで goblet ということばもでてきたけれど、いや、goblet じゃないでしょー。goblet って形はともかく、金属製の器だよね(よくわからんけど)。いくら高貴なお方のお屋敷でのシーンとはいえ、酒は金属製の器では飲まないだろうしなぁ。なぁんて日本語だとさらっと読んでしまうところも英語とあわせて読むといろいろ想像しちゃって、これはこれで楽しいです。
 英訳版のイラストはいかにも日本!な雰囲気になってるけど、日本語版では日本に似てるけど日本じゃない架空の国、ってイメージだしねぇ。

 みっつめ。しかし、日本語と英語、照らし合わせながら読むのは面倒。面白いけど時間がかかってしょうがない。結局、英語と日本語を照らし合わせながら読んだのは第1章だけ。あとは日本語で読んじゃった。ついでに精霊、闇、夢と3冊いっきに再読。ふー。面白かった。

 え? それで英語版を買った意味あるの?って。 いいのさ。また気が向いたら読むからさ。

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Teens/一般」カテゴリの記事

Comments

かのんさん こんにちは

> ふたつめ
に共感します(^^)
作者は1つのお話を書いてるだけですが、読み手の私は、英語と日本語で読んで2度美味しいと感じてます。

Posted by: ハマシギ | 2008.09.29 09:32

ハマシギさん、こんにちは。

いらっしゃいませ。

2度美味しい、かぁ。たしかに~。

同じ材料を使ったお味噌汁でも、作り手によって味がかわる。

同じ風景を写生しても、人によって違う絵になる。

1つのお話を違う素材で読むと、お話そのものがさらに立体的に見えるようになる。。。そんな感覚を楽しんでる、のかな。

Posted by: かのん | 2008.10.03 06:38

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