« 読書メモのためのメモ帳 | Main | セミの声 »

The Shield Ring

book 春ごろからサトクリフの本を読んでいます。サトクリフ、入手できたものを古い順に読むプロジェクト実施中なのです。

 1、『イルカの家』 The Armourer's House (1951年)時代:16世紀
 2、『第九軍団のワシ』 Eagle of the Ninth(1954年)時代:1世紀
 3、『ケルトとローマの息子』 Outcast (1955年)時代:1世紀
と読んできて、
 4冊め、『シールド・リング ヴァイキングの心の砦』 The Shield Ring (1956年)時代:11世紀
を読了しました。

 11世紀の英国が舞台。北欧からバイキングが入ってきて、さらにフランスからはノルマン人が入ってきます。
 かつては侵略者だったバイキングの血を引く人たちが、こんどはノルマン人に住処を追われ、山中に隠れ住みます。
 少年 Bjorn と少女 Frytha の成長を縦軸に、バイキングとノルマン人との戦いの歴史を横軸に、物語がすすみます。


 
 えらく硬派なお話しでした。サトクリフの話の多くは少年または青年が主人公で、苦難をのりこえて成長していく過程を描きつつ、連綿といまに続く英国の歴史を描く、というもの。
 今回は試練の旅にたつ男の子に女の子が同行する、という点が、今までのお話とは違う。『イルカの家』のタムシンも『第九軍団のワシ』のコティアも、主人公の男の子の旅の間は待っている役でしたから。

 命の危険をも顧みず、自分たちと氏族のために敵地へとスパイとしてもぐりこむ2人。2人の間には、厚い信頼関係があるんだけど、、、、しかーし、2人ともなんでこんなに無口やねんーーーー。
 古きよき日本男児みたいなキャラたちなの。男子たるもの黙して語らず、みたいな。

 ま、この硬派というか武骨なところがサトクリフのお話のいいところなんだけど。

 いま、源氏物語を読んでるのね。光の君のような男と Bjorn のような子が同じ物語の中で出会ったら、どうなるんだろうなぁ。。かたや、女性に「すこしはわたしの気持ちも察しておくれやす」という歌を送ったりする男性と、女性に甘いことばひとつかけられない少年と。仲、悪そうだなぁ(核爆)。

 でも、けっこう好きよ、このお話♪


さあ、次は5冊め、『太陽の戦士』 Warrior Scarlet (1957年)だ。青銅器時代、って、いつごろだろ。紀元前2000年くらいですかね。

 

|

« 読書メモのためのメモ帳 | Main | セミの声 »

Teens/一般」カテゴリの記事

Comments

かのんさん、おはようございます。ヨシオです。

お~、サトクリフ・プロジェクトですか!19軍団の鷲をGRで読んだので、いつかは原書を読んでみたいですね。でも、かのんさんみたいにGR、邦訳、CDで足場を固めてから攻略、なんてできませんよ(笑)。

昨日、Philip PullmanのNorthern Lights(ライラの冒険・第1巻)を読みました。語彙が難しかったけど、楽しめました。ライラって、自立心が旺盛で、とても度胸がありますね。主人公だからあたりまえか~(笑)。まだ、ブログは更新していませんが、そのうちに(汗)。

では~。

Posted by: ヨシオ | 2008.07.13 08:58

ヨシオさん、おはようございます(1日たっちゃった)。かのんです。

> GR、邦訳、CDで足場を固めてから攻略、なんてできませんよ(笑)。

あはは。わたしもサトクリフでなければこんな攻略、やる気にはなりません(笑)。

ライラの冒険。最近いろんな方が「読んだ」という報告をききます。旬ですものね。
Phillip Pulman、2冊読んだことがあるのですが、どうもすっと読めなくて。。。ライラもしばらく熟成させたほうが良さそうと思っています。いつかは読みたい本(メロディ♪さんによると『置き本』というらしい)かなぁ。

> ライラって、自立心が旺盛で、とても度胸がありますね。主人公だからあたりまえか~(笑)。

ほー。どんな少女なんだろう。いつか読むのを楽しみにします♪

Posted by: かのん | 2008.07.14 06:46

The comments to this entry are closed.

« 読書メモのためのメモ帳 | Main | セミの声 »