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『日の名残り』

カズオ・イシグロ

久しぶりに買った翻訳ものの小説です。日本語本で読んでしまうのはもったいない気はしたけれど、英語だといつ読めるかわからないので。日本語なら1冊を半日かからずに読みきれるのが魅力です。訳文もすっきりとしていい感じです。和文の向こうに英文が透けて見えるような翻訳調の日本語ではなく、すんなり入ってくる自然な日本語になっているのが好感でした。(だから読む気になったともいう)

第2次大戦前に、英国の大きなお屋敷で執事を務めたスチーブンスが語るお話。

切ないお話でした。好きだなぁ、こういうの。
仕事を優先するあまり……って部分はかなりマジこわい、と自分を振り返って思いました。でも、主人公の言動も理解できちゃう。ため息。

 原題は "Remains of the Day"。
 と書いて気がついた。Days じゃなくて Day なんだ。内容からいうと、Days のような気がするけど、なんで Day なんだろう。描かれている月日のうちの重大な瞬間という意味で、単数なのかな。
 Remains ということばも、この本を読んで、イメージがくっきりしました。そうかぁ、こういうのが Remains なのかぁ、と。

 自宅の本棚には1冊、Kazuo Ishiguro のPBがあります。いつ読もうかなぁ。でも、Remains of the Day のPBを買うほうがきっと早いだろうなぁ。Amazon.com によると、69000語。Look Inside でExcerpt を読んでみた。日本語で一度読んだからわかるけど、初見だったら投げてるなぁ。

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