『Mouse Soup』
by Arnold Lobel
I Can Read Book 2
ISBN=0064440419
1350語(sss書評より) YL1.4
ネズミがイタチにつかまった。ピンチ! 食べられてしまう~。
イタチはいそいそとごちそうの準備。あわやネズミはごちそうの材料に。
ネズミは一計を講じます。さあ、イタチのごちそうにならずにすむでしょうか。
短いお話ですが、さすがは Arnold Lobel です。単におもしろおかしいだけではなく、お話に奥行きを感じます。中でも「Two Large Stones」が好き。石の上にも3年というけれど、石は待つこと100年。このタイムスケールが良い♪
ずっと気になっていながら、実はICRシリーズってほとんど読んだことがありませんでした。書店やブッククラブで見るたびにチェックはするのに、なかなか順番がまわってこない。
内心、警戒していたんですよね。GRや児童書のように、ある程度、文章量があれば、少々わからないことばがあっても勢いで飛ばせるけれど、こういう短いお話はわかれば楽しいだけに、わからなくて楽しめなかったらいやだなぁ、と、心のどこかで思っていたみたい。
それが今日は、ふと、気が向いて数冊まとめ買い。地下鉄の中で読了。さくっと読み終わる手軽さがいいなぁ。こんなに薄い本なのに、ひとつの世界が広がっている。こういう本を1冊づつじっくり楽しめるって、実はとてもぜいたくなことなのかも。心が乾いているときには、こういう楽しみを忘れているから。はあ~、満足♪
長いお話が自分は好きなのだと思っていたけれど、意外とこういう小話も好きだったことを思い出した。日本語なら、佐藤さとるが一押し。そういえば、和書はいまだにダンボールの中のまま。そろそろ救出してあげなければ。
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